昔から、これだな!となにかをさだめることが苦手です。
ものごとを決断するってとても難しい。
くだりのエスカレーターとか、小さい頃ほんとむりでした。
乗るときにどちらの足から出せばいいかわからなくて。
混んでるところだとどんどん後ろから人が来ちゃうし。
大学生の頃は、映画が好きで、よくDVDを借りにいってたんですけど、
なかなか何を借りるか決められず、
これを借りることによって私の2時間はなくなってしまうのか、という思考におちいって
何も借りずに家に帰ったりしていました。
仕事をしてお金を稼ぐようになってからは、
さだめなければいけない場面も増えましたが、
そんなときにそばにいる人がかわりになにか決断してくれると
よかったよまぬがれたよ、と、ほんとに喜ばしい気持ちになります。
なんというか、もちろん遠慮とか元来の気の弱さのせいもあるんですが、
いい感じにさだめてしまうと、逆になにかがせばまってしまうような
妙なうしろめたさがあるんですよね。
特に自分の意思の形をさだめずに、ぐにゃぐにゃと、まわりがつくる空気に合わせて
形を変えていくのもぬるま湯みたいで良いよなぁ、とちょっとだけ、思っています。
絵に合わせて、意味のあるような、ないようなことを
毎週書いていこうと思っています。
お付き合いくださると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。