5月13日、朝6:30頃に目が覚めた。
フラッシュバックで寝れていない。
愛犬がぼくの左脇あたりに前足を直線に伸ばして眠っていたのをみて朝の心は和らいだ。
朝陽が窓から射す中、お風呂の掃除をする。
水蒸気に太陽の光が当たり、やっと目が冴えてきた。
汚れを落とすこと。
磨くこと。
あるべき姿に治すこと。
行動にできると、心身の整理と浄化に繋がる。
朝ごはんには納豆をよく食べる。
卵も入れる派だ。
ここ一年は鮭が欠かせなくなってきた。
日本のすきなところは朝の食卓によく凝縮されている。
皿を洗い始める。
お風呂に似ている。
やはり落ち着く。
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束の間、もう昼になっている。
ぼくは日に日に、動作が遅れてきているのだ。
緊張感と焦燥感に駆られながら、1秒が昨年より重い。
3歳から重いのかもしれない。
半分諦めかけていたが、いざよくしようと少しずつ動く。
アーティスト活動も再始動し、近日はEPのリリースをおこなった。
だが、自身の象徴となるタップシューズを履いて舞いながら音を紡ぐ姿を直接みせる機会がつくれず、下を向いている。
世界で同時におきている事象であること。
理解はしていても、附に落とすには鍛錬が必要かもしれない。
影響を受けていない人類はいないはず。
どうか生き続けて欲しい。
そして、よき現実から未来を創造(創造)していきたい。
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母が入院生活となり約1週間。
犬と兎と亀と観葉植物とぼくで生活している。
今まで、家事の全てを担うのはなかったが、ぼくは生活の中に家事があることが仏像と古墳を巡る旅路のような気持ちに近く、好みだ。
気持ちが柔らかくなるよい治療でもある。
昼すぎに、病院へと母に会いにいく。
よくFaceTimeでやりとりをしていると、久しぶりに対面する感覚はあまりなかった。
だけど、温もりは感じる。
笑顔をたやさない母はわたしにとって目指している人間であって、尊敬している。
幾度となく病気を乗り越えて、今尚ぼくが元気をもらうほど。
生命力がすごい。
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ちょっと悦びと哀しみが交差しながら帰るぼくは、夕陽に眺められながら自宅へと戻っていく。
途中に食料を買いにスーパーへ立ち寄った。
思いの外、密な空間。
閉店時間が夜6時であるからだ。
一気に列をつくり、慌しい感情が背中から視えてくる。
久しぶりに餃子と焼売を買った。
あと、白米と野菜もだ。
ゆったりと食べ物をみたかったが、しょうがなく終えた。
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6日にはEPを、13日にはsingleをリリースした。
今後活動の主軸のひとつとなるTHE CONTROLからだ。
主にぼくと羽鳥惠介くんがプロデュース・ディレクションをおこなうクリエイティブグループ。
昨年から交流が盛んとなり、互いの言霊と音性が近しくも異なることに魅力と興味を抱き、未来へ向けて実験を始めた。
ぜひ、今後もぼくらの音を体験していただきたい。
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夜9:00からInstagramにて生配信をおこなった。
proshiroutのToruさんとだ。
オンラインでも立ち飲みの雰囲気、味わい、気分を堪能し、この時期を過ごしていこうと始まった企画。
第13回目のゲストとして出演させて頂いた。
後ほど、noteにてその模様を書き起こしてくれるので、公開したら改めてお伝えする。
今年が始まってからオンライン上にてやりとりを盛んに行なっていたが、企画の中心となる「呑み」が出来なかったのがネックだった。
そこで、自分の誕生日にならばと提案し、計画させてもらった。
今年、初めて気が休んだ日かもしれない。
口では大丈夫と言っても、本音が異なることが癖になっている。
正直になると社会から隔離されるのではないかと怯えているのだと思う。
ハイボールと共にアイディエーションしたこの瞬間は忘れられない。
最重要事項として、脳にある棚へと大切に保管しておく。
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ポジティブにもネガティブにも捉えられるような、何の変哲もない1日を過ごせていた。
小さな変化があれど気づいていない自分はちっぽけな存在だと再認識した。
抱いていた20歳とは差異があったが、まだ気づいていない部分があると仮定しておく。
だが、ちょっぴりおもしろ味と生きていることが美味しいなと思った日であった。
改めて、家族と友達と恩人に感謝している。
ここまで生きてこれたことに。
再びアクティブになれた自分に出会えるように、再び努めてみる。
こんなぼくでも、できることからちからになりたいと思う。