入居者名・記事名・タグで
検索できます。

2F/当番ノート

あなぐらラジオ#8_どこに向かって

当番ノート 第54期

みなさんこんにちは、イラストレーターの高松です。

この連載は神奈川県の西の、山の途中にあるあなぐらのような自宅にて、ボイスレコーダーに録音したトーク内容を書き起こして投稿しています。

連載も最後になりました。

連載が始まる前までは、よし!やるぞー!と意気込んでいたのですが。いざ書いてみると、こんな話題で楽しんでもらえるだろうか、とか。話があっちこっちへ行ってしまい収集がつかなくなったりとか。あれ?自分って文章めちゃめちゃ苦手じゃん!!と気づきました。12月は本当に、24時間ブログのことばかり考えてました。

そんなこの2ヶ月は、とてもいい経験になりました。
自分が今感じていることを、後ろへ流さず、言葉でキャッチして留めて置くことって、筋トレみたいに日々積み重ねておかないといけないんですね。
最近はほんの少しだけ慣れてきましたが、まだまだ文章のスキルは未熟です。本当に作家さんやライターさんってすごいなぁ。

イラスト製作にとっても、良い2ヶ月でした。
イラスト頑張るぞ!と決意して、山奥へ引越し、転職をしたわけですが。それでも一人で部屋に籠って誰のためでもない絵を描くのって結構大変です。やっぱり誰かに見てもらう、発表する場があるっていうのが大きなモチベーションになります。
なので週一回の締め切り、リズムがあることが製作を習慣化するのにすごく助けになりました。この連載がなければ、ただ生活や仕事に慣れることに集中してしまい。絵を描く時間を作れなかったかもしれません。

絵を描くことは、誰に頼まれたわけでもないし、描かなくても困ることは何もないんですが、何でそんなこと思うんでしょう。ただ普通に生活していると「ああ、最近全然描いてなくて、いけないなあ」と度々自分を責めます。

この行為と意欲は、どこからやってきて、どこに向かっているのかな。とその都度不思議に思います。

小さい頃はただただ楽しかったから。
思春期になると自己主張のため。
ロックバンドをやるみたいに「俺はここにいるよ!」と、承認欲求が原動力というのはとてもわかりやすいかなと思います。

最近は自己主張という感じもなくなってきて。ただただ義務感を感じながら描いているという感じになっています。明確な理由やきっかけもなく。ただ描かなければと思っています。

この不思議な感じは、これからもブログ何かを続けながら、よく考えてみたいなと思います。

まだどこで書くか決めてませんが、決まったらウェブサイトに掲載するので下のリンクから「Radio」のページをチェックしていただけたらなと思います。

takamatsunaoto.com

それでは、2ヶ月に渡りお付き合いいただきましてありがとうございました。
イラストレーターの高松でした。

あ、イラストのご依頼もお待ちしております!

高松 直人

高松 直人

イラストレーター

1988年 神奈川県
2015年 木村創作教室
2018年-2019 HB塾
好きなもの:散歩/音楽/ラジオ

WEB : takamatsunaoto.com
instagram : @takamatsu_naoto
twitter : @takamatsu_naoto

Reviewed by
yuka

日々、生活や仕事がある中で、誰に頼まれているわけでもない、自分の絵を描くというのは、なかなかの体力と気力がいる。
私も日々の生活に追われる中で、思うように時間がとれなかったりすると、なんで描くんだろうと自問自答する時がある。
それでも、迷いながらも紙の上に線をひく中で、自分について思いがけない発見があったり、変化を感じたりする。

どこに向かっていくのかは全く分からないけれど、でも少しずつでも続けていれば、少しは分かるようになるのかもしれない。

高松さんの文書を読んで、
私もこの亀の歩みを細く、長く続けていきたい。
そうこっそりと思った。

トップへ戻る トップへ戻る トップへ戻る