当番ノート 第17期
アパートメントをご覧の皆様、初めまして。 typhoon soup(タイフーンスープ)と申します。 ここアパートメントは、管理人の森山君はじめ、RACHI君など それはもう才能溢れる面々が居住しておりまして 心揺さぶられるような文章や写真や音楽なんかは他の皆さんにお願いするとして 私は箸休め的な部分を勝手に担っていきたいと思います。 10月、11月の月曜日は鼻くそでもほじりながらお付き合いください…
当番ノート 第17期
(著者注:この作品は第16期から連載しています。初めてご覧になる方は、第16期『ツバメ町ガイドブック PAGE1 「階段オルゴール屋」』からどうぞ!) 世界の片隅の扉の向こうに、その町があり、その指令がある。 ”マトリョシカさん” 住所:ツバメ町 A地区 釘の小路 ツバメ町の住民の大半は、旅を知らない。彼らの多くはツバメ扉の内側、つまり自分たちの暮らす町の中しか知らず、”外”に出て行く人はご…
当番ノート 第17期
未来のことはわからないけれど、みんな未来のようなものを探している。特に21世紀になってからは。大きな変化があり、大きな変動があり、いつまでこのままでいられるのかわからなくなった。でも毎日は途切れなく続いているし、明日もきっとやってくる。 子どもの頃から作家になりたくて、ずっと色んな人に作家になることを話してきた。夢を語る時に、聴き手が語り返すことは色んな意味がある。心は単純に、話すことに好意的か、…
当番ノート 第17期
犬が好きです。 短歌が好きです。 ということで、犬(主に飼い犬)の話をしながら犬の短歌を紹介していきます。 普段は「食器と食パンとペン」というブログで短歌の絵を描いているのですが、 犬を飼ってから「犬の話がしたい!」と常々思っていたので、この場を借りて思いきりします。 うちの犬は、5年前歩いて5分ぐらいの近所で生まれました。 雑種犬と雑種犬から生まれた純粋な(?)雑種犬です。父親犬は野良犬なので今…
当番ノート 第16期
こんなことをここに書くのはどうかなぁ、と自分で自分をなだめていたんだけど、最後だからいいか、と吹っきって書いてみようかと思う。ぼくは「くらし」を感じないものがとても苦手だ、というか嫌いだ(あまり苦手とか嫌いとかネガティブな言葉の話はしたくなかった)。 じゃ「くらし」ってなんだろう、と言えば、そこはとてもむつかしいことなのだけど、だれかの個性を抹殺したり、仕事ばかりの日々で心と時間を消費するだけだっ…
当番ノート 第16期
ヒカリエというショッピングビルが渋谷にあります。「渋谷から世界を照らす」というコンセプトの下、アートからブランド服飾まで多様なコレクションが揃います。その8階に並ぶのが民芸品です。民芸品とは、民衆の工芸品の略、つまり器や布巾など、普段使いの品物のことです。ヒカリエは47都道府県もあまねく照らして、各地に伝わる民芸の良さを訴求しているといえます。 http://www.hikarie8.com/d4…
当番ノート 第16期
いつになっても「師」の存在は大きい。学生時代にお世話になった恩師は、ふとした瞬間に、また会いたいなと思い出す。彼らからもらった言葉はいまも自分のなかに根付いてて、目の前のことに向けてのエネルギーになっていたりする。学校に限らず、学校外でも師といえる人はいたし、もちろん社会人になってからも新しい師に出会ってきた。 バーテンダーと職業についてから、この道における師匠をみつけた。もうずっと会えてはいない…
当番ノート 第16期
ウォーホルはポップアートの先駆者といわれ、唯一無二のonymousな存在といえるでしょう。 http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/12/andy-warhol-15minutes-eternal_n_4949423.html 「アンディ・ウォーホルの全てを知りたければ、絵や映画や僕の表面だけを見ればいい。そこに僕がいるから。隠されていることは何も無いよ。(…
当番ノート 第16期
人から聞いて「はぁ、なるほどなー」と思った話がある。人間は「土の人」と「風の人」に大きく分けることができるそうだ。土の人は、その土地にずっとくらし続けている人。土地に根ざして、土地を守って、仕事や生活を営んでいる人たち。反対に、風の人は、同じ土地にとどまらず、さまざま土地を動き回る人たち。土地から土地から移動するからこそ、土地にある情報やものを持ち運べる人でもある。 話はさらに続いた。土の人がある…
当番ノート 第16期
ミリオンダラー・ホテルは、かつてロスに実在した豪華ホテルでしたが、すっかり凋落し、いまや廃墟になっています。このホテルを舞台に繰り広げられる映画が、ヴィム・ヴェンダースの『ミリオンダラー・ホテル』です。住人は、ビートルズの一員だと言い張る人や先住民の長だと思い込んでいる自称画家など、夢や妄想に破れて精神を病んだ人ばかりです。社会の外で底辺の暮らしを送っている訳ですが、皆この状態を良しとはしていませ…
当番ノート 第16期
世界の片隅の扉の向こうに、その町があり、その天使たちがいる。 ”天使の踊り場” 住所:ツバメ町 C地区 麦の小路 天使の頬は何色をしていると思う? 天使の髪はたまご蒸しパンの黄色、 天使の肌は白パンのクリーム色、 天使のまつげはライ麦パンの小麦色、 天使の頬は——— (ツバメ町の言い伝えより) 世界にただ一つの、ツバメ町ガイドブックを標榜しているこの本としては…
当番ノート 第16期
8月を振り返ってみると、カクテルのことばかり書いていたなぁ、ということに気付いておろおろ。それ以外にも書きたいことはたくさんある。プロフィールに「くらしとカクテル、たまに妖怪。」と入れてるので、そろそろ妖怪について触れてみようかと思う。妖怪、けっこー好きなんですよね。 ぼくは小さな頃から、水木しげる大先生の妖怪図巻を眺めながら育ってきた。ぼくは伊平屋島(沖縄)の出身なんだけど、自然がゆたかな場所で…