作品を創ることは
乾いた土に水を齎す、慈しい雨のようなもので
心が干涸びそうになっても
どうか一滴でも雨を、と
それは空を仰ぐように
ぼくは作品に向かうのです
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写真に言葉は要らない
なんてことは良く聞く話ですが
ぼくは写真を撮って見せたい訳ではなくて
放出したいものをよりイメージに近い形で放出したい、という訳で
写真を撮ることも
絵を描くことも
本を作ることも
言葉を紡ぐことも
全てが繋がっていて
だからこれでいいのです。
お知らせです。
滋賀県近江八幡市で、「BIWAKOビエンナーレ 泡沫 | UTAKATA」
が開催されています。
2年に一度の、現代美術の展覧会。
今回も前回に続き、透過光の展示で参加しています。
酒遊館さんのカフェスペースの壁面に
まるでいつもそこにあるかのような雰囲気なので
「ビエンナーレの展示はどこですか?」と
これが展示だと気がつかれなかったり。
前回は、和紙の透け技法では透過光がうまくいかなくて印画紙を使いましたが
3年越しで、和紙の透け技法の展示がすることができました。
とてもとても嬉しく思っています。
最初はここアパートメント住人でもある、トモさんと話したのが最初で
これをAcruでの個展でやりたかったのだけど
あのときにやっていたら、こういう風にはできなかったので
3年掛けてよかったのだと、今だからそう思えます。
キャプションも、いつもは真っ白な紙に書くだけのものでしたが
今回は透けるように加工して、パネルに描いた絵が映るように作ってみたり。
展示には前回同様に、20数年来の友人が手を貸してくれて
こんな展示がしたい!っていうぼくのわがままを、形にしてくれました。
お世話になりっぱなしで、まだなにひとつ恩返しできてないけど
本当にいつもありがとう、ありがとう。
11/9まで開催しています。
ぼくの会場は無料で観ていただけます。(他会場はチケットが必要です)
そして火曜定休です。(他会場は木曜定休です)
柔らかく蒼い琵琶湖の作品、是非とも眺めに来てくださいませ。
BIWAKOビエンナーレ 公式サイト
http://energyfield.org/biwakobiennale/