Mais ou Menos
まちゃんへ ここ数日、まちゃんが前よりも少しだけ楽しそうに見えます。 体はもちろんしんどいと思うし、体調もいい日も悪い日もあるやろうけど、精神面が違う気がします。まちゃんの中から、何か新しいまちゃんが生まれ出している感じ?今まで苦しんでいたまちゃんが苦しみから少し解放されていくような…。自分の縄をひとつ解いたような… 昨日まちゃんが私が家に帰ったとき、元気にジャンプして出迎えてくれたの本当に嬉しか…
それをエンジェルと呼んだ、彼女たち。
ジェニーは褐色の肌が美しいアメリカ人。私の一番最初のホームステイ先の女の子だった。中学2年生の夏、2週間弱のプログラムでアメリカ・テキサス州のガルヴェストン島を訪れた。地図で見ても大陸に比べてあまりに小さい、田舎に思えたその島が、私にとっての最初の外国だった。 外国への熱意だけで参加した当時、私は「言葉が通じなくても大丈夫」という自信に満ちていた。なんとなく、「心で通じあう」ことはこちらの熱意次第…
長期滞在者
私はどうして家を開こうとしているのだろう。家を開くことで何を期待しているのだろう。予期せぬものとの出会い、この家がもっと愛されてほしいということ、新しい空気が入ることで健全さが保たれる場になること?どれも当たっているようで外れている。 そもそも。 愉快に過ごそうとすることに、理由を見出そうとするなんてナンセンスだということに気がついた。 時代が変わっても、楽しく過ごせますように。 3月1日(金) …
長期滞在者
季節の変わり目だからだろうか、ここ数日気分が冴えない。 自律神経に問題でもあるのか、体調も変な感じで、 風邪の症状はないのだけど、昼間でも足先が冷えていて、 今日あたりなんかは肩の辺りから体の芯に向けて 冷気のようなものが滑り込んでくるような感じが続いた。 なのでせっかく久しぶりに天気が良くなったものの、 その冷気に勝てず、今日は布団に潜り込んで午後までをすごした。 で、開いてみた本からの引用。 …
長期滞在者
”最近のアメリカは、すべてがリアルタイムで起きるリアリティテレビのようだ。リアリティテレビのスターを大統領にしたわけだから当たり前か” アメリカから東京に向かう飛行機の中で、大学生くらいの女の子が「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」を視聴している。「バカバカしい」と評されるような、セレブ一家を追ったリアリティ番組だ。もともとはバカにしていたが、ある時から時折見るようになった。シリアスなニュース…
長期滞在者
カンボジアで日本人の若者2人が、金のためにタクシー運転手を殺めたというニュースを耳にした。 放棄しているようであんま使いたくないけど、あり得ないという言葉しか浮かばない。 今月のアパートメントでは、カンボジアにいる親友について書こうと決め、はてどんな内容にしよかなと妄想している時にこんなニュースが入ってきた。 そんな事件が起こる前、先週金曜に、私の勤務先の農業施設の視察に訪れた、以前から何回か会っ…
長期滞在者
〈下図版:資料はアーカイブの要。これらは全て深瀬昌久関連。左上のファイル群は200冊強の雑誌スクラップブック〉 2014年に深瀬昌久アーカイブス(以下、MFA)を起ち上げて、今年で5年目となりました。5か年というのはひとつの節目ですから、起ち上げ当初に私が掲げた目標と、それを実現するためのビジョンを改めて振り返るには丁度良いタイミングでもあります。そこで今回より数回に分けて、物故作家のアーカイブと…
ギャラリー・カラバコ
今日ですべての額縁が埋まる。 うめる、という言葉はなにか空洞のようなものを、そうでないもので満たすことだ。 この鍵を持っているのが私だけだとしたら、「ギャラリー・カラバコ」の観客はわたしだけであり、 ふたつの作品がここにあるのも、この絵とこの文のあいだでどういうことだろうなあと考える私がいるからなのだろうか。 わたしは空っぽのこの部屋に入って、今まで考えたこともないようなことを考えてる。 それって…
長期滞在者
「さようなら」が言えない。 言葉には現実を引き寄せる力があるから。 「さようなら」を言ってしまえば、それでおしまいな気がして。 「さようなら」を言ってしまえば、二度と会えなくなる気がして。 私は「さようなら」を言うのが、とても怖い。 「最後の言葉」をずっと考えていた。 B3リーグ、東京海上日動ビッグブルーのホームゲームでのMCをもう10年以上務めてきた。 今シーズンで東京海上日動ビッグブルーがB3…
長期滞在者
先日、ある展覧会場の受付で、展示を観終わったと思われるお客様が、職員の方に向かって、目当ての作品が展示していなくて面白くなかった、というような感想を残して会場を後にするところを見かけました。 その後に会場に入った僕は、時間さえ許せばもう少し長くゆっくりとこの会場に居たかったと思わせる素晴らしい展覧会でした。足を運んだ展示で去りがたいと感じさせるものは、一年の中でそんなにはありません。 その展覧会は…
長期滞在者
小さな頃は音楽というものが大嫌いだった。この嫌悪感のみなもとは、小学校の音楽の時間に習ったリコーダーとピアニカにさかのぼる。楽譜の読み方もよくわからないし、指を動かして望むメロディを作りだしていくこともできない。それなのに授業はどんどん先に進んでいき、わたしはますます落ちこぼれていく。吹き口についた歯型の傷のザラザラした感触や、どうしても取れない生臭い唾液が人工的なプラスチックにまざった匂い。うす…
Mais ou Menos
———- Pちゃん 今日もお疲れ様です。もう3月も半ばやね。春は苦手なシーズンです。病気になる前は、少しずつ温度が高くなるこの季節が大好きだったけど、今はすごく辛い時期です。 春は鬱の傾向が強くなるの。毎日のように、寄せては返す波のような身分の乱れと戦っては、まけて波にのまれてしまっています。Pは辛抱強く私を見守ってくれていると思います。 2月後半から3月頭にか…