長期滞在者
UNHCRの首席報道官のメリッサ・フレミングが来日した。 彼女はこれまでTEDに出演し、 2014年に「ただ生き残るだけではなく、難民が豊かに生きる手助けを」、 2015年には「500人の難民を乗せた船が海に沈んだ―2人の生存者の物語」を語った。 2018年11月14日、彼女の話を直接聴くことができる機会に呼んで頂いた。 この時に話してくれたストーリーは、シリア難民の19歳の女性、ドーハの物語だっ…
長期滞在者
雨が降りだすときの感じが好きだ。さーっと空気がざわざわしたような気がして、ちょっと遅れて匂いがやってくる。夏には湿気の帯が、秋や冬には冷気のかたまりが、雨と一緒に現れる。傘を持っているときには地面を見下ろし、持っていないときには雲に覆われた空を見上げ、降ってきたか……ともう一度、自分に言い聞かせるように、思う。 なかでも特に、熱帯の森にスコールが降るときには、いつもうっとりしてしまう。早朝、調査小…
長期滞在者
若い頃、何が面白いのか分からなかった写真たちが、ずっと後になってその仕事のすごさに気付かされたりすることがあります。視覚的なエフェクトであるとか、芸術論か何かの引用や焼き直しのようなものではなく、ただその時々の出来事に居合わせるような写真に心が動きます。「表現する」という言葉の印象とはまるで正反対の感もありますが写真表現の真骨頂とは、みつめることを絶えず積み上げていくことだと、近頃強く思います。 …
メニハ ミエヌトモ
秋の季節は嬉しさがこみ上げる。 特に柿が店頭に並び始めると、梅の時期同様にソワソワし始めるのだけれど、 梅の時期と違うのは「見切り品」に柿の袋が置かれるのを待つ、と言う所だ。 そう、私が柿を見てソワソワするのは「柿酢」をつくるため(笑)。 本当は庭に植えられているような柿がベストで、ラッキーな年は 知人から沢山頂いたりするのだが、それが無い時は見切り品の柿をひらすら狙う。 柿酢には、食べられない程…
Mais ou Menos
今日は、病院お疲れ様でした。 まちゃんが新しく薬を飲み始めて、それがまちゃんの体にどんな影響があるのか心配だったけど、今のところ、気力が少しアップしたり、夜まで体力が持つ日があったりと、前よりは、少し体が元気になっているように見えます。 ただ、薬の影響で顔がむくんだり、体に水分が溜まり過ぎたりすることもあるみたいなので、そこが心配ではありますが、自分は見守るくらいしかできないので、見ています。あと…
Do farmers in the dark
表題:ほとんど何もしない生き物達の時代。でも穴に入って日光を浴びだりする こんばんは!自分には2歳と何ヶ月かになる激烈に可愛い娘がいるのですが、今回はその娘と過ごす中で特に退屈な気分の日の事を、主に娘ではなく娘といる自分の様子を、文章にしています。 実際の生活では今回載せたような退屈な日はあまりなくて、ほとんどイライラしていたり、たまに楽しかったり、何か心配して冷や汗をかいたり、恥ず…
それをエンジェルと呼んだ、彼女たち。
何かを綺麗だと感じて、それを伝えたいと心に浮かぶ人がいる。美しいと感じることをあなたに伝えたい、と思うことは愛に近いと言ってもいい。 そこまで考えて、ロシアの映像作家、ユーリ・ノルシュテインのアニメーション「霧につつまれたハリネズミ」が自然と思い出される。主人公のハリネズミ、ヨージックが森の仲良しのコグマに会いに霧の中を歩くあいだの出来事を10分ほどで描いたアニメーション。ヨージックとコグマは毎晩…
長期滞在者
カレーを作るときに味見をしながらスパイスを足していくのと同じように、暮らしにも刺激を足すことができるはずだと思う。どんな類の刺激であっても良いわけはなく、それはやはりカレーのように意外性があり、思わず微笑むようなものであってほしい。 最近の私は暮らしにより強い刺激を求めるようになっている。そしてそれだけでなく、より安らかな時間も求めている。 10月1日(月) 絹江ちゃんがカレーを作っていた。良い匂…
お直しカフェ
10月は関西にいた。私もだが、祖母があまり元気でないので、祖父母宅に入り浸って編み物でもしようかなと企んでの帰省だったが、急遽祖母は長期入院となり、編み物セット一式とおやつ、水筒にいれたお茶を持参して病院へお見舞いに通う日々となった。 10月17日 今日は祖母宅に寄って、棒針を探し出してから病院へ。足が不自由になってから、これまで祖母の城だった二階の部屋はどこも結構散らかってしまっていて、探すのに…
長期滞在者
先週末のこと、ベルギーの西端にあるトゥルネーという町で、日本関連のイベントに参加していた友人から連絡があり、その翌日に企画されていた茶道のデモンストレーションをやる予定だった人が急にキャンセルしてきたので、その穴埋めを頼まれた。キャンセルしたその人はぼくの知人でもある茶人なのだけど、ぼくは茶道なんてちゃんと学んだこともないし、そういうちゃんとした人の穴埋めなんてできないと最初は丁重にお断りした。そ…
メニハ ミエヌトモ
発酵生活の道にハマっていったのは 実は「自ら」というより娘の存在が大きい。 娘がいなかったら、発酵の世界にここまで入り込まなかったのかもしれない。 まるで「首根っこを掴まれてヒョイとこの世界に放り込まれた」、 どちらかと言えばそんな表現がぴったりだ。 不思議だけれど。 そもそも発酵との最初の出会いは 子育て中によく遊びに行っていた施設で天然酵母パンの教室があり、 しかもその告知のチラシには「酵母お…
長期滞在者
先日、体調が悪くて横になっていたとき、何気なく、スマホでfacebookを開いてみた。普段頻繁にチェックしているわけでもないし、ましてや投稿することも滅多にない。少し邪かもしれないけれど、facebookは一方的に近況報告ができるし、細かな説明が省けるから、遠くブラジルに暮らす家族への近況報告に都合がいいのだった。特に、対話を避けたいわたしにとっては、ちょうどいい距離感を維持できる方法なのだ。 …