長期滞在者
ギャラリーの白い壁とは、無を意味すると、ある美術館の学芸員の方から聞きました。何もない純粋な白い平面であることが、それは、作品ではなくただの壁なのだ、ということになる。そこにうっすらでも、線のようなものが出ていたら、美術の場合は、何かの作品ではないか、という見方をされる可能性があるのだそうです。 四谷のギャラリーの壁は、前の借主の小林紀晴さんの時代から数えれば、15年ほど使い続けて、無数の釘が打た…
Mais ou Menos
今回わたしたちは、12/03に明治大学駿河台アカデミーコモンズで行われた「声の氾濫」という公演(講演)を、聴きに行きました。そこで考えたことをお便りにしました。 まちゃんへ 「声の氾濫」を聞きに行って、自分は、今まで自分から目を背けて逃げ続けて来たんじゃないか?と思った。 別に逃げているつもりはないんやけど、どこかで考えないようにしたり、他のことで気をそらしたりしているとこはあると思った。 今回の…
the power sink
表題:回転する人 こんばんは!今回も絵を載せます。ではよろしくお願いします! とてもリラックスできそうにないベッドだけど、すご〜く気持ちいいんだ 光を浴びる人 汚いような汚くないようなものが穴から出てきた 僕は平常心を装っていたけど、心拍数はどんどん上がってしまい、ほっぺたの辺りから変なものが出てしまったんだ 変な…
風景のある図鑑
「接吻数 : kissing number」 接吻数とは一つの次元に一つしか存在しない数です。 二次元の接吻数を求める場合、まず一つの円を平面上に置きます。その周りを同じ大きさの円で囲んでいきます。 周りの円は、常に中心の円に接するように、つまり「接吻」するようにし、さらに円同士が重なり合わないように並べます。その時、中心の円を囲むことができる最大の円の数は「6」です。この「6」が二次元における接…
長期滞在者
絵本が大好き. (「いねむりのすきな月」 絵・文 石崎正次 ブックローン出版 1990年) 「ある国に、いねむりばかりしている月がいました。 昼はもちろんのこと、 夜になってもいねむりをしているものですから、 おかげで、この国の夜はまっくらです。」 好きな絵本を挙げろと言われたら、あまりに多過ぎて紹介しきれないけれども、「いねむりのすきな月」は、その画の美しさから、設定の自由さから、展開のチャーミ…
長期滞在者
どうもウェブメディアが騒がしい。議論されているテーマはさまざまだが、「情報を正しく伝える」というメディアの最低限の役割について考えてみたい。 早速だが、弊六(へいろく)をご存知だろうか。姿は赤鬼のよう、*御幣(ごへい)をふりかざして走る妖怪である。御神託と称しては、偽りの情報(いわゆる、デマ)を流し、人々を混乱に陥らせ、世を騒がせたと存在とされる。 (*御幣・・・紙や布を細長く切って、細長い木に挟…
長期滞在者
昨夜、友人のコンサートがあり、招待してもらったので行ってきた。2,3年に一度くらいしか会わないけど、会えば時間を忘れて忌憚なくなんでも話せる仲間だ。彼は今や世界をまたにかけて活躍するアーティストで、音楽作品だけではなく、映像や音響インスタレーションも精力的に発表し続けている。その極度に洗練されながらも、ある意味暴力的でもある作風と、その筋における第一人者的存在でもあるのも相まって、マニアックな信奉…
はてなを浮かべる
よく分からないことについて考える なにかを ふしぎだなあと思うと 閉じた手の隙間からひょこと顔を出す よく分からないこと あの人の言ってることの意味が分からなかった なんで今自分がここにいるのか不思議に思う 昨日やったことは誰のためだったんだっけ 分かってた気がしたことも 簡単によく分からなくなったりする 何かを よく分かる ということはどういうことなんだろう よく分かる と言える人は どうしてそ…
長期滞在者
最近、思い出すということにハッとさせられることが多い。多分、本当は胸の奥にしまいこんでいたほうが楽なことばかりなんだけれど、思い出してしまったら、なんでこんな大事なことを忘れていたんだろうって、逆に不思議に思うことばかり。 人間は辛いことを忘れると聞いたことがある。心は自然とそういうメカニズムになっていて、精神のバランスをとるために、本当に辛いことは忘れるんだって。もしかしたら、そういう感じで忘れ…
ギャラリー・カラバコ
ここはとあるアパートの一角にある、小さなギャラリー「カラバコ」。 白い壁に空っぽの額縁が無造作にならび、その下には題字だけが添えられています。 タイトルだけを頼りに、二人の作家が別々に文と絵を寄せ、2つが合わさった時に初めて作品が完成するのです。 01 桟橋 02 物差し 03 帯 04 時化 05 吃り 第6回は「影絵」 影絵をつくって遊ぶ戦時中の女の子のお話が、国語の教科書で取り扱われたとき、…
長期滞在者
熱く沸騰した血が私の身体を駆け巡っていく。 試合のテンポは、まるで曲のリズムに乗っているような気分になる。 選手の動きを追い、ボールの音に耳を澄ませ、呼吸を共に走らせ、 プレイに合わせて、ここだというタイミングで言葉を発する。 秋はバスケットボールのシーズンの始まりだ。 私は、今シーズンも日本のバスケットボールのリーグで、試合のMCとしてコートサイドにいる。 バスケットボールの試合でMCをやってみ…
長期滞在者
梅田にあるジブリショップの前を通ったら、『天空の城ラピュタ』公開30周年記念セールとか書いてある。 ジブリにはあまり興味がないのだが(最近まであの「バルス!」ていうのも知らなかったくらい 笑)、それでも30年と聞けばちょっとびっくりする。 そんなこというなら僕も見ていた『未来少年コナン』は38周年だし、別にジブリじゃなくたって、YMOだ結成38年とか、戸川純だってデビュー35年、といくらでも驚くこ…