当番ノート 第17期
未来のことはわからないけれど、みんな未来のようなものを探している。特に21世紀になってからは。大きな変化があり、大きな変動があり、いつまでこのままでいられるのかわからなくなった。でも毎日は途切れなく続いているし、明日もきっとやってくる。 子どもの頃から作家になりたくて、ずっと色んな人に作家になることを話してきた。夢を語る時に、聴き手が語り返すことは色んな意味がある。心は単純に、話すことに好意的か、…
イルボンと小鳩ケンタの空席商会
◇出てくるひと(順不同・敬称略) イルボン(gallery yolcha車掌/詩演家):以下、車掌 小鳩ケンタ(詩人):以下、鳩 横山雄(イラストレーター/漫画家/グラフィックデザイナー):以下、横 ◇◆◇◆◇ 【2014年9月の相席】 横山雄個展「もうすぐそこへ行く」(2014年9月4~21日) 東京在住の横山氏はyolchaで寝泊まりしながら在廊していた。 本文内容は2014年9月7日、gal…
当番ノート 第17期
犬が好きです。 短歌が好きです。 ということで、犬(主に飼い犬)の話をしながら犬の短歌を紹介していきます。 普段は「食器と食パンとペン」というブログで短歌の絵を描いているのですが、 犬を飼ってから「犬の話がしたい!」と常々思っていたので、この場を借りて思いきりします。 うちの犬は、5年前歩いて5分ぐらいの近所で生まれました。 雑種犬と雑種犬から生まれた純粋な(?)雑種犬です。父親犬は野良犬なので今…
長期滞在者
琵琶湖の浜で寝転んで、ゆっくり、ゆっくり何度も深呼吸するが好きだ。何も語らず、ただぼんやりと時間が過ぎるのを眺めながら、止まらない波音を聞く。目を閉じて、砂浜と秋の風の冷たさを感じる。 人と関わり合うことも、もちろん大事。だけど、ふたりぼっちで、静かに、ひたすら無口にたたずむのが、ほんとは一番好きだ。わたしたちには、必要以上の言葉はいらないから、互いの体温が空気ごしに伝わるくらいの距離感で、重力を…
虫の譜
(上)シバスズ Polionemobius mikado (下)マダラスズ Dianemobius nigrofasciatus マダラスズは体長6、7ミリの小さなコオロギで、鳴き声さえ知っていれば都市部でもいたるところにいるのが分かる。6月になってかれらが鳴き始めると、今年も虫たちの季節がやって来た!と盛り上がった気分になる。その鳴き声は柔らかく繊細で、それでいて「この小さな体からよくも」と思わ…
当番ノート 第16期
こんなことをここに書くのはどうかなぁ、と自分で自分をなだめていたんだけど、最後だからいいか、と吹っきって書いてみようかと思う。ぼくは「くらし」を感じないものがとても苦手だ、というか嫌いだ(あまり苦手とか嫌いとかネガティブな言葉の話はしたくなかった)。 じゃ「くらし」ってなんだろう、と言えば、そこはとてもむつかしいことなのだけど、だれかの個性を抹殺したり、仕事ばかりの日々で心と時間を消費するだけだっ…
当番ノート 第16期
ヒカリエというショッピングビルが渋谷にあります。「渋谷から世界を照らす」というコンセプトの下、アートからブランド服飾まで多様なコレクションが揃います。その8階に並ぶのが民芸品です。民芸品とは、民衆の工芸品の略、つまり器や布巾など、普段使いの品物のことです。ヒカリエは47都道府県もあまねく照らして、各地に伝わる民芸の良さを訴求しているといえます。 http://www.hikarie8.com/d4…
当番ノート 第16期
いつになっても「師」の存在は大きい。学生時代にお世話になった恩師は、ふとした瞬間に、また会いたいなと思い出す。彼らからもらった言葉はいまも自分のなかに根付いてて、目の前のことに向けてのエネルギーになっていたりする。学校に限らず、学校外でも師といえる人はいたし、もちろん社会人になってからも新しい師に出会ってきた。 バーテンダーと職業についてから、この道における師匠をみつけた。もうずっと会えてはいない…
長期滞在者
作品を創ることは 乾いた土に水を齎す、慈しい雨のようなもので 心が干涸びそうになっても どうか一滴でも雨を、と それは空を仰ぐように ぼくは作品に向かうのです —————————————————&…
長期滞在者
叙情、というのは多少因習的な色乗りのしてしまった言葉で、誤解されがちなんですが、僕は心動くもの、の総称としてざっくりと使っています。ざっくりしすぎですね。 今まで中村浩之さんとの二人展(『叙情寫眞』2009 )と自分の個展(『重力と叙情』2010 )のタイトルにしました。 別に「叙情」でなくてもいいんですが、他にしっくりくる言葉がないので、便宜的に仮りそめに使っているだけです。白状するならば、むし…
当番ノート 第16期
ウォーホルはポップアートの先駆者といわれ、唯一無二のonymousな存在といえるでしょう。 http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/12/andy-warhol-15minutes-eternal_n_4949423.html 「アンディ・ウォーホルの全てを知りたければ、絵や映画や僕の表面だけを見ればいい。そこに僕がいるから。隠されていることは何も無いよ。(…
the power sink
こんばんは!今回も特に意味のない絵を載せます。ではよろしくおねがいします! 内蔵がもぞもぞして、頭がカッとして、要するにイライラしていてあんまりいい状態じゃない 雨が降っていて、りっぱなクローバーがあって、自分は何でか空中に逆さで固定されているんさ 貧弱そうな人に心臓をパンチされる。でも僕は箱に入っている おじいさんが草むらに隠…