メニハ ミエヌトモ
我が家に猫が家族として加わった。 実は1月に犬を飼う計画を家族で立てていた。 どの犬種がいいのか、ペットショップで飼うのかそれともブリーダーで飼うのか、どのタイミングで飼うのか、そんな本格的な計画を少しずつ立てていたのだが、その計画はあっさりと打ち破られ、我が家には猫が来た。 犬を飼う計画が進められる前、私の娘は猫を飼うか犬を飼うかでとても迷っていて、どちらにしろ子犬か子猫の段階から飼いたい、と言…
Do farmers in the dark
表題:僕は頭をパイプに固定して、手で持ってグリグリしているので、まともに歩けない。さらに他の人にもグリグリしてもらっているので、もう全然まともに動けないんだよ。手を離せばいいと仰る方もいるだろうが、なんでか手を離すのはとっても不安でやめられないよ こんばんは!すみません今回は何も考えつかず、漫画も描けずで自分の最近の事を書きました。ちなみに何か文を書いている時の自分は、すごく格好をつ…
当番ノート 第42期
二か月ぶりに日本に帰国すると、あたりは秋になっていた。 パリコレで踊って世界のスーパーモデル達のスーパースタイルに唖然としたり、オランジュリー美術館のモネの絵の前で踊るという長年の夢が叶ったり、スイスのアルプスの山で霧の世界をみたり、イタリアでハチャメチャにおいしいローストビーフを食べたり、とにかくド派手なツアーライフからの帰国。ツアーから帰国して自分の部屋に帰るのはこれが初めてだ。わちゃわちゃと…
当番ノート 第42期
・・・ こんばんは。当番ノート42期のヨシモトモモエです。 毎週火曜は私のお部屋で、のんびりしていきませんか。 27歳・実家暮らし。 会社勤めを楽しくしながら、家業を手伝い、踊りなどもしています。「踊れる・食卓」では日々のくだらなくてすこしくだることを、我が家と我が家の外を行き交いながら、ゆるっと書いていきます。 ・・・ 第二回:ソウルフル冷凍ごはん 「ねぇ、ヨシモトさ〜ん」 「なんでしょう!」 …
長期滞在者
家を作ったら、その次は生活を作らねばならない。 ひとつひとつのことが当たり前で、時に退屈に、時に尊く感じられる。 何十年も経った時にこの日々を振り返ったら、きっと温かな記憶として取り出されるだろう。 キラキラと輝くのではなく、ステンドグラスのように柔らかい光を呼び起こさせてくれるはずだ。 だから私はその輝きをひっそりと思い描きながら、生活している。 11月1日(木) 燻製のために網を100円ショッ…
当番ノート 第42期
12月6日は、フィンランドの独立記念日だ。今年は独立100周年だった去年ほど大げさな祝いはなかったが、毎年大統領公邸で舞踏会が開かれ、その舞踏会のテレビ放送が毎年一年のテレビ番組の中で最高の視聴率を収める。大統領夫婦が次々とやってくるお客と握手するシーンが永遠まで続く割ともつまらない番組であるが、フィンランド人の多くにとってお菓子やおつまみを食べながら招待された政治家やスポーツ選手、外交官やアーテ…
それをエンジェルと呼んだ、彼女たち。
大学生の頃、旅に出ることだけが本当に魅力的で、ほとんど大学にいない大学生だった。ユースホステルを渡り歩く贅沢をしない旅行でも旅費はそれなりに掛かるのもので、私は3つのバイトを掛け持って旅費を貯めた。 ただ、稼ぐという点においては非効率な職場ばかり選んでいたように思う。食堂の給仕兼洗い場と寂れ切った居酒屋の接客、そしてポストカード専門店の販売スタッフ。このなかで1番好きだったバイトがポストカード屋さ…
当番ノート 第42期
てくてくと歩く私のよこを新宿行きの準特急電車が走り抜けた。 都心から電車で1時間弱、山と川に挟まれたこの静かな町にアパートを借りたのは今年の夏のことだ。それまで私は部屋をもたない旅人生活をしていた。ダンサーという職業の都合上、どこにいってもホテルが用意されていたから、部屋を借りる必要がなかったのだ。全財産を詰め込んだスーツケースを片手に、世界中の劇場と空港を巡る日々。ツアーがない時期は友人や恋人…
当番ノート 第42期
はじめて、はじめて好きな人の家に上がるときの気持ちのようです。真新しく、真っ白な靴下を選び、お気に入りの香水をほんのすこし香らせて。お行儀良くできるだろうか、いや、素顏を見せていきたいな、なんて交互に巡らせて。 そう、なんといっても、 ここは「アパートメント」なのです。 ・・・ はじめまして。当番ノート42期のヨシモトモモエです。 毎週火曜は私のお部屋で、のんびりしていきませんか。 27歳・実家暮…
当番ノート 第42期
昨日、バルコニーへクリスマスライトを付けた。9月に入居したこの部屋にはまだカーペットもカーテンもないのに、日がどんどん短くなっている中、このクリスマスライトはどうしても必要な気がした。 私は今年の8月、1年間程住んでいたアルゼンチンからフィンランドへ帰ってきた。アルゼンチンはインフレが酷く、そもそも低かった給料で生活するのは難しくなっていたし、当時の彼氏との同居もお互いに息苦しくなっていたので、帰…
長期滞在者
わたしは服をつくるのが好きだ。事実、日常的に身につけているワンピースは、すべてミシンを踏んでつくったものだ。服をつくると、心底楽しいし、わくわくする。服をつくる前の工程も楽しい。何色の、どんな布で作るか、どんなアレンジをしようか、どんな風にしたらより似合うものになるのか、考えを巡らせることは、なんとも言えない幸福感を与えてくれる。 それに、自分自身の技術が少しずつ上達していくのがわかるし、自分にと…
メニハ ミエヌトモ
シュトレンを作る季節がやってきた。 我が家はキリスト教ではないけれど、クリスマスを待ちわびて1日一切れのシュトレンを食べる、という行為が大好きだ。 娘が通っていた幼稚園がたまたまカトリックの幼稚園だったのだけれど、その時にクリスマスがどれほどキリスト教にとって大切な行事なのかを垣間見る事が出来た。 12月に入ると毎日家でもお祈りをして下さい、とキャンドルとお祈りの言葉が渡され、(残念ながら我が家で…