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人と人をつなぐ手ざわり

スタッフの部屋

「支援という仕事をください。」

宮城県気仙沼市から「復興印刷隊」を立ち上げた有限会社 阿部印刷さんのサイトにこう書いてあります。
ここを知ったのは、アパートメントにコラムを寄せてくださったフリーランスライターの畠山理仁さんのtwitterからでした。

2011年3月11日、気仙沼市にかまえる会社で被災した阿部印刷の阿部孝市さんは、その会社に関わる命綱すべてを津波で失いました。

「津波は1階事務所のガラスを破って、印刷部、製本部がある1階部分をすべて飲み込みました。印刷機や断裁機は重い大型機械なので、ほとんどが1階にありました。6年前に工場を拡張したばかりで、印刷機4台、断裁機2台、製本機10台、コンピュータ6台、車2台など、総額3億円ほどの設備が津波に持っていかれたんです」

パニックになった阿部さんは、古い売上帳、決算書、完成したばかりの印刷物とレジにあったお札2万円の4点だけを持ってビルの3階まで駆け上がった。しかし、当座決済や未払金の支払い用にかき集めた現金はカバンごと流された。私物でいえば、YMOのレアなDVDやクレージーキャッツの映画パンフレットも失ったという。

裏の駐車場に停めていた愛車・ティーダが津波で流されていくのも見た。1階店舗のドアが破壊され、書類ケースや机が流れていくのも見た。セコムのアラームがけたたましく鳴り続け、自動車がクラクションを鳴らし続けながら流されていくのも見た。
そこそこ週刊・畠山理仁 「Vol.052 「復興? もういいでしょう?」は本当か?【前編】」より)

あの日から2年が経とうとしているいま、私の住む福島県だけでなく、被災した岩手・宮城・茨城・長野など多くの県の、小さな町のあちこちで、時間を進めようと走り続ける人々がいます。

阿部さんもそのひとりです。
法やお役所の四角形で区切られてしまった枠の外で、なんとか会社の運営を継続させようとしています。
しかし時間がない。

補助金を受けとるためには、被災者が自己資金を用意しなければならない。
しかし、銀行から融資を受けようにも、津波によって流された設備のローンがまだ残っている。6年前に設備した1階工場の設備のローン残高は8千万円。震災後は「払える時でいいから」と返済猶予を認めていた銀行も、この9月からは「利息だけでも払ってほしい」と言うようになった。そんな状態では簡単に新規の融資をしてくれないのが現実だ。
そこそこ週刊・畠山理仁 「Vol.053 「復興? もういいでしょう?」は本当か?【後編】」より)


ローン返済の、次の期限は2012年12月10日だそうです。

発災前の状態へ。
元通りになることは難しいけれど、それでもやり直そうと、八方塞りのなか一所懸命に走り続けている阿部印刷さんにお仕事を発注してみませんか?

名刺やポスター、ステッカーやはがき、これからの時期は年賀状。クリスマスカードや、会社のチラシ。
選挙のチラシや封筒、あれこれ「なんでもやります!」と力強く、阿部さんは宣伝しています。

人と人をつなぐ手ざわりを、阿部印刷から。

今回、記事を書かせていただきたいことを阿部さんにご連絡したら、資料とともに阿部印刷さんでグッズの販促を進めている、気仙沼市観光キャラクター『ホヤぼーや』のメモとポストカード、おまけのシールもお送りいただきました。

かわいい。剣が秋刀魚です。

被害の状況や、現状、阿部さんの活動は阿部印刷さんのホームページからどうぞ。
具体的なご相談、発注方法や価格・送料に関しては、その内容によって変化するそうなので、阿部印刷さんへお気軽にご相談ください。

気仙沼復興印刷隊 こと ㈲阿部印刷
abeprint@alpha.ocn.ne.jp
宮城県気仙沼市八日町2-4-1
電話0226-22-0430
fax 0226-24-1929

畠山 理仁さんのブログに、名刺の価格表が掲載されています。
フリーランスライター畠山理仁のブログ

Print order to the disaster area!

仕事という支援を。

人と人をつなぐ紙の手ざわりを、阿部印刷さんからあなたへ、あなたから、大切なだれかに。

なんだか、リレーみたくて素敵かなと思うのです。

※阿部印刷さんのリンクおよび畠山理仁さんのメルマガ引用・リンクにつきましてはすべてご本人より許可を得て掲載しております。

岡田 陽恵

岡田 陽恵

福島県いわき市在住。
最近ますます自分がなにものなのかわかりません。

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