ベルリンから始まった新たな旅

第20期(2015年4月-5月)

こんにちは。木曜日担当のusaginingen(ウサギニンゲン)です。一週間があっという間です。
ここ数日、ベルリンは小春日和です☆ 早くも半袖になったりサンダルを履いたりして、外の陽気を楽しんでいる人もいます。日本人の私は体感温度が違う?のか、まだそんなに軽装はできませんが、、
毎日ポカポカと気持ちが良いです。

berlin

さてさて今回は、どのようにして自作の映像機TA-COと楽器SHIBAKIを使っての音楽と映像ライブパフォーマンス活動をすることになったのかをお話ししようと思います。機械についての紹介は前回のブログをご覧くださいね。
私たち夫婦は2010年に東京からベルリンに引っ越しました。それ以前には今の活動はしていませんでした。
私は大学を卒業してから、広告のアートディレクションやグラフィックデザインの仕事を広告プロダクションで3年、フリーランスで3年やってました。
伸ちゃんは、病院で診療放射線技師として働いていました。毎朝、満員の通勤電車に揺られながら~ゆらゆら~
ふたりとも東京での暮らしをとても楽しんでいました。
割と普通だった私たちの人生は、ベルリンへ引っ越したことで思いがけない方向に動きはじめました。
当時、私は29歳、伸ちゃんは32歳。新たな旅が始まりました。

広告の仕事をやっている時から、自分が作ったもので街や人を楽しく明るくしたいと思っていました。ベルリンに移ってからも、同じ仕事をしたいと思っていました。
ところが、いざベルリンに着いてみると広告媒体が少ない!東京に比べるとほとんどないと言っても良いくらい少なかったのです。お仕事をもらえるようになれるのか。。少し不安も感じていました。
ただ広告媒体が少ない事で、新たな感覚にも気がつき始めていました。ベルリンは溢れるほどの情報がない変わりに、自然が見える、時間の流れも穏やかで人との距離感も近いと思いました。
いつも鳥の声が聞こえます。ピーピーピヨピヨ。
広告で人を豊かにできればと思っていたのに、それがないことで違う豊かさに気づき始めました。自分にとって、とても大切だった価値観を見直す事は、それまでやっていたことや、その後のことをじっくり考えるきっかけになった気がします。

*グラフィックデザインの作品たち
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さて、そんな心の移り変わりを感じながら、それまでの作品をポートフォリオにまとめ、会う人会う人に配りました。自分たちで直接連絡とって会ってもらったり、紹介してもらったり。言葉が難しくても、自分の事を解ってもらえるビジュアルコミュニケーションの素晴らしさを感じました。
そして、この異国の地で自分の得意を活かしながら、どう生活できるかを考えていたところ、ある音楽家の方に一緒にライブをしないか、と声をかけてもらいました。
ライブ?!どうやって?!VJ??やったことないし。。。
コンピュータが得意ではないし、どうすれば自分がその場で音楽に合わせてビジュアルを作れるんだろう。
と、頭に浮かんだのが映像機TA-COのイメージ。こんな機械があったら自分でもその場で映像が作れる!!
ベルリンに来て約1年が過ぎた頃、それが映像機TA-COの始まりです。

得られる情報も少なく、不便の多い環境の中で自分にしかできないことを見つけられました。
日本にいたら考えなかっただろうし、考える必要もなかったでしょう。
パフォーマンス活動の1年目は、私と様々なミュージシャンとのコラボレーションを演っていました。今では伸ちゃんも自作楽器SHIBAKIを使って、夫婦で楽しくusaginingenとして活動をさせてもらっています。

自分の中での価値観や考え方の変化を思うと、出会う人や経験する事で自分ができていくんだなぁと思います。
みんなオギャーと生まてから、出会う人も経験するコトも全員違う。自分とまったく同じ人生の人は誰一人いない、みんなそれぞれの特別な人生。ベルリンにはいろんな国の人たちがいるから、自分のあたりまえがあたりまえじゃない人たちと一緒に過ごす時間がもてる。違う考え方から得る事は大きいです。
今後自分たちが、どんな人たちと出会ってどこでどう変わっていくのか、とても楽しみです。
海外で生活することは不便さもたくさんありますが、便利の中で見落としていた事、自分の価値観を広げる事、、、
あっ!そういうことを次回は書きますね。

今日も読んでくれてありがとうございます。
では、また来週!