2/3 こたつにみかんで、かおりさんへ

管理人室の往復書簡

かおりさんへ

今日のいわきは晴れていた。寒かったけれど、気持ちのいい空です。

懐かしい、ってそのなかにいろんな想いがぎゅっと詰まっているよね。
楽しかったり、切なかったり、悲しかったり、暖かくなったり。

あんまり思い出したくない事とかもふくめて、
「いろいろな場所に、少しの思い出があって、そこにすぐに行くことができなくても、たしかに自分はそこにいた。そのほんの少しのことを思い出して、懐かしいと思う。」
そういうことも、郷愁ということになるのかなと思うから、故郷は日本じゅう、世界じゅうにあるねと最近、思います。

そしてね、いつも私は「どこどこに帰りたい」と思うことはないの。なんかずっとそうなんだけど「あのひとに帰りたい」と思うんだよねってこれ90年代のポップソングのような台詞ね。
まあいいや。
その場所にいる、そのひとに。
いつも行くいわきの中華料理屋のミャンマー人の女の子だったり、東京で引きこもりになっている友だちだったり。いろんなひと。
だから、東京もわたしの故郷(なひと)がいっぱいあったりしてさ。
要は単に、寂しがり屋なだけなんだけど。

みんなにとってアパートメントも、そんなひとみたいな存在になると素敵だなと思っているよ。

私たちが遠い距離なのに、ここに帰ってくる感覚でいるように。

来るもの拒まず、去る者追わずの仕事が終わって昨夜、タナカさんのノートを読んでいてね、ああ見送るっていいなと思った。
そしてそれは、さよならでもいいけれど、いってらっしゃいでもいい。

アパートメントのみんなで、そうやってお迎えしたりお話したり、お見送りできたり、そういうのっていいね。

明日、私はどこにいるのだろうって、ずっと思って生きてきたの。
どうしてだろう。なんだかやっぱり、私も着地点のようなものは見つかっていなくて、だからタナカさんの「居続ける」って言葉を読んで

ああ、私は何か変化をしたかったのかなってちょっと気がついた。
そう思ったら、無理して変化をしようとしなくてもいいんじゃないかと気がついた。

話がそれたね。

部屋をシェアするというので思いついたんだけれど、又貸しみたくしてもいいね。
ちょっとそのひとが忙しくなったり、旅に出かけたりするようなときに。
もちろんお部屋を開けておくこともできるし、その期間だけそのお部屋のひとのお友だちとかに又貸ししてもらってもいいよね。

お部屋を自由に、好きなように。ね。

ひとつのテーマで雪まつりとか、写真とかビデオをみんなで貼り付けたりして、雪見しながらお酒を飲みたい。
で無理やり短歌とか詠むの。

ひとつひとつ、見えていくものがあるのは楽しいね。わくわくする。

はるえより。