2/4 赤ワインを飲みながら はるえから

管理人室の往復書簡

かおりさん

今日は、車で20分くらいの港で「つるし雛」という催し物をやっていてね、それを見に行った。
各家庭の軒先に、小さな人形や鳥とか、玉とか、いろんな手で縫った小物を糸でつるして飾るの。でそれを愛でるという。
きゅうりとか茄子みたいのもあった。ちりめんの布で縫われた小さな人形たちがちんまりとつるされていて、色がいっぱいで目にまぶしかった。

昨日書いてくれた日記。
あれを読んでね、向き合うということについて考えていた。
自分と向き合うこと。ひとと向き合うこと。

あんまりストイックに向き合いすぎても、それはすごく消耗する作業だし、バランスが大切だけど。
でも、なんか今日はすべてに対してじっと向き合った。自分に対しても。どんなに疲れてもいいと思った。そしたら疲れたのだけれど。

私はずっと、自分ほど信じられないものはないというのが根本にあって、だから接客業にずっと関わっている。
いろんなひとの考えを自分の目と耳と心で聞いて見て感じて、そうしたらいつか自分ができるのかなって考えて。
いろんなひとを見ることは好きだなと思ったし。
高校を卒業して以来そうやってきた結果、わからないんだよね。自分というものが。いまだに。

これからもそうかもしれない。もしかしたらわかるのかもしれない。
わからないけれど、やっぱり、いろんなひとの世界を見たいと、それだけで。

読みながらそんなことを考えていたら、私とかおりさんや、アパートメントのみんなとこうして繋がれていろんな世界を少しづつ見れるということがなんか妙にぐっときてしまい涙が出てしまった。

見ることができるといえば、ここに絵や写真を載せる部屋を作ろうと考えていたね。

文章を読んで想像することもすごく楽しくて好きだけれど、絵や写真から物語を垣間見るのも楽しいだろうから、いろいろと落ち着いたらやってみよう。

昨日さ。
かおりさんの日記を読みながらチョコレートを食べたら、みごとに吹き出物ができたよ。ほっぺに、ふたつ。

そうそう、秋にふくしまにルーブルがくるよ。
もし、時間が合うひとがいればみんなで紅葉狩りしながら観に行かない?とここで募集してみる。

私は美術のことはよくわからないけれど、絵や彫刻を観るのは大好きだし、それにルーブルだよ!
しかもテーマは「出遭い」なんだって。すてき。