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Mais ou Menos #40 —裏でも表でもないわたしたちの往復書簡ー

Mais ou Menos

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まちゃんへ

最近の体調はどうですか。
自分は、年始の宣言(?)通り、英語とjsの勉強をがんばってます。
休日に近所のお気に入りのカフェに来て、この手紙を書いています。
心が落ち着くひとときです。

ちょっとしんどいけど、新しいことを始めたり、積極的に何かに関わることに喜びを感じています。自分が得意なことを再発見したり、どうしたら、生活をよりよくしていけるか(仕事も含む)を常に考えています。

“実際にやってみる” 簡単なようで難しいこれを、やっていきたい。
やりたいことはたくさんあっても、思っているだけでは、何もしていないのと同じ。すぐに思っている形にならなければいけないことはなくて、まずは一歩踏み出す、それがすべての始まりだと思う。
まちゃんも、自分も結構完璧を目指すタイプなので、自分が物事に対して、達していないと感じがちやけど、下手でもできなくてもいいから、とにかく動く、やる、実践していこう!!

実践する = 現実のものとなる と思うので、自分のやりたいこと、したいことをどんどん現実にしていきたい。今振り返ると、今の職場に来て、カミングアウトしたこと、スキンヘッドにしたこと、英語を習いに行ったこと、全て現実にしたいと思って実践した結果だと思う。今の自分は、現実を生きている実感がある。(昔は、自分と現実の世界が離れていました。)

次は、ポルトガルに行く!絶対に行く!もう行ってる!(引き寄せの法則)
費用やスケジュール、いろいろ計画立てよう。そして、健康に。

2018.2.4

P

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Dear : ぴちゃん

hi! ぴは毎日、本当に頑張ってるね。横で見ていて、本当に驚くくらい一生懸命やってて尊敬します。ぴは人一倍実行力と計画力があるので、きっと今目標にしていることを次々かなえていくと思います。

私にとって、今年の2月は” not been easy”です。仕事がすごくごたごたしてて、心があっちこっちに振り回されてる。仕事のストレスのせいか、数日間寝こんでしまった。高熱+中耳炎のコンボはつらかった。それに加えて、ようやく婦人科に行ってパタリと止まっていた生理の相談をしてきた。数ヶ月前にはPMSがきついって言っていたのに、自分が無月経になるなんて想像してなかった。子宮は閉経に似たような、”お休み状態”だったらしくて、このままでは良くないってことで、ホルモンの分泌を促す薬が追加になった。7日間で3回病院に行って、1日の間に30錠近く薬を飲むのは、冷静に考えてもいいなにしてんの?って思う。自分の体になにが起きてんのか、ほんとにわけわからんようになる。健康ってなに?
結構心が疲れてて、小さなこといイライラしてしまっているし、冷静な判断ができないことも多い。婦人科からの帰り際、気がついたら電車の中で号泣している自分がいて、ヤバイ人になってた。毎日、つらい、かなしい、情けない、恥ずかしい、くるしい、そんな気持ちがぐるぐるしてる。むしろ、この数日間、仕事に行けなくて逆によかったのかも。仕事で良いパフォーマンスなんて無理な状態だった。本当、生きることに必死。他のことなんて、考えられなかった。とは言うものの、また仕事には行かなきゃだし、生きるためにできることは必死に続けないといけない訳で、そのあたり、自分の心と体と理性とのバランスをなんとかしないとね…。

ここ最近よくブラジルに戻ることを考えてる自分がいて、2人でどうやったら生きられるか、どういう生活ができそうか、そんなことを考えてる。あと、日本では死にたくないって。(そこまで悪い状態じゃないのに、こういう思考回路になるくらいにはマイナスな思考ですね…)情けなさや、恥ずかしさはきっと、毎日頑張るぴのように、ムキムキ、モリモリ頑張れてないって、どこかで自分のことを、自分自身が責めてしまっている。比較することに意味なんていっこもないってわかってるんやけど…。

とにかく今は、自分の心がもうすこし浮上してくるまでしんぼうしよう。体の調子が悪いのは今はしかたがない。仕事がゴタゴタしているのも、いろんな理由があって、私ではどうしようもない面だってある。自分にできることをとにかくやる。今すぐは元気になれなくても、ネガティブになりすぎない。無理しない。人と比べない。モリモリ頑張らんでいい。とにかく生きる。しばらくはそういう気持ちでやってみようと思う。ジェットコースターに乗っているような体調のup & down、気持ちのup and downだけど、向き合うしかないから。もうすこし落ちついたら、またきちんとおいしいものつくるね。ぴも、頑張りすぎないようにしてね。

Maysa Tomikawa

Maysa Tomikawa

1986年ブラジル サンパウロ出身、東京在住。ブラジルと日本を行き来しながら生きる根無し草です。定住をこころから望む反面、実際には点々と拠点をかえています。一カ所に留まっていられないのかもしれません。

水を大量に飲んでしまう病気を患ってから、日々のwell-beingについて、考え続けています。

PQ

PQ

ゲームと映画が好きです。
国籍も性別もない。

Reviewed by
西尾 佳織

Pちゃんとまちゃんは、めちゃめちゃ頑張っている。
この往復書簡を月に一回読むだけで、二人の何を知ってるわけでもない私だけれど、それでもホントにそう思う。

「今の自分は、現実を生きている実感がある。(昔は、自分と現実の世界が離れていました。)」と書くPちゃんも、
まさに今、体が思うようにならない状況と向き合いながら、ときには電車の中で号泣してしまうことがあると書くまちゃんも、
まとめてハグして褒めてあげたい。

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