星のこども 2014.08.18 ショートな絵本 夏の光がつよくあたって、野原はきらきらしていました。 大きな木が一本、見上げるような高さでたっています。 さわさわと風が葉の間をとおりぬけるたび、かわいくて小さい光がくすぐったそうにはじけました。 くすくすと笑いさざめきながら、光たちは葉っぱの間で顔をだしたりかくれたりして、あそんでいるのです。 夜がやって来て、 あの野原の木の上に流れ星がおちました。 木のてっぺんにあるくもの巣に、ながれてきた星のこどもがかかりました。