当番ノート 第1期
オリジナル曲二曲目も要約形ができはじめ、これでようやく軌道に乗るなと胸をなでおろしている。 最近ことさら強く思うのだが、何かを作るというのは己のイマジネーションとのあくなき闘いではないかと。 閃きを具現化 説得力を持たせるには経験値 頭を動かせ 腕を止めるな 終着点は見えているか? そこに載せられるべき言葉と音とそれらに嘘はないか? 誰のためじゃない。 己のための自己満足の集大成を求めて戦う、戦う…
当番ノート 第1期
東日本大震災から一年が経った。 震災のあと、2つの記憶が残った。 一つは「祈る」ということ。 もう一つは「歴史」について。 震災の直後、実家にかけてもかけても電話が繋がらなかったあのときの気持ちは生涯忘れることはないと思う。2日目にやっと繋がったときのあの安堵感も忘れないだろう。 電話が繋がり、安否の確認ができるまでの間、ただただ祈り続けていた。 何も為す術がないとき、それでもなにか為さねばいられ…
当番ノート 第1期
あれ? 今は夏に向かってるんだっけ? それとも冬に向かってるんだっけ? 今日みたいな中途半端な気温の時に起こる さかさま季節。 こどもの頃からそう呼んでる。 さかさま季節。 さかさま季節は夏でも冬でもない微妙な季節に起こるんだ。 このさかさまクンは馬鹿に出来なくって、 ちょっとした気分の揺れに影響しちゃうから。 うきうきの気分の時はコロコロ可笑しくって、 沈んだ気分の時はあれよあれよと不安になる。…
当番ノート 第1期
風呂につかりながらtobaccojuiceの「ママ」を聴いていると、 いつのまにか0時をまわり、13日になっていた。 ボクは本日13日をもって30歳になる。 時というのはゆっくり流れているようで実にあっという間で、 ちょっと前って思っていたことが実は数年前のことだったりするのである。 そういえばtobaccojuiceをCDを誕生日プレゼントにくれたあの子とも何年も会ってないんだななんて思っていた…
当番ノート 第1期
まったくもって、足腰が衰えている。というより、明らかな運動不足。鈍っていることが否めない。 先週の当番ノートを書き上げた後に上京したの。 スーパーひたちに揺られ、山手線、井の頭線、井の頭線、山手線。恵比寿のホテルに。 すてきな30周年のパーティで、賑やかに華やかに。400名のご招待、すげ。 とても愉しい会食でした。 去年、ガウディがお世話になったよしさん家族にもお会いでき再会を嬉しくかみしめて。 …
当番ノート 第1期
東日本大震災から今日でまる1年がたちました。 皆さんの中では“まだ1年”でしょうか。 それとも“もう1年”でしょうか。 3.11から僕の中で変わって、心がけていること。 それは 「会いたい人には 会いたい時に 会っておこう」 ということです。 少し昔話をしますね。 僕は親の仕事の都合で全国を転々とする転勤族だったもので 小学校には3つ、中学校には2つ通いました。 子どもの頃の転校というのは本当に一…
当番ノート 第1期
ぶしゅんっぶしゅんっとくしゃみが止まらないのは多分、誰かの噂話のせいではないのだろう。 ちょいと前にはやったインフルエンザもどこ吹く風の健康体、今更風邪を患った訳でもない。 着々と季節が変わろうとしているのだ。 世間も人も忙しない、変化の波はさながら打ち上げられた白球のごとくきれいな放物線を描きな がら思うよりも早く押し寄せる。 僕はと言えば心も体もまったくもって不用意で、今日がもし何かが変わる開…
当番ノート 第1期
冬が本当に心から嫌いだ。カマキリの次くらいに嫌いだ。 冬が好きです、という人などいるんだろうか? まぁ、いるんだろうけれど。 先日『皇帝ペンギン』というドキュメンタリー映画を観た。 ペンギンは大好きだ。けれどもペンギンの気持ちは察しかねる。 外敵が少ないからという理由で極寒の地にそうやって突っ立っているのか、君たちは。 殴られても蹴られても、僕は常夏の国がいいなぁ。 今度うまれて変わったら常夏の国…
当番ノート 第1期
5階のエレベーターのドアがゆっくりでもなく、早くもなく、そういうスピードで 閉まるあいだ、ゆうちゃんはずっと僕に向かって頭を下げていた。 身体に気をつけてな、って皺だらけの笑顔を向けた後で。 昨日は半休を取って、ゆうちゃんのお見舞いに行った。 今年はじめて春らしい暖かい日だった。 病室にひょっこり顔を出すと、一回り小さくなった姿でベッドの上に正座した。 もう何年も会ってなかったから何となくバツが悪…
当番ノート 第1期
最近雨続きなのでなかなか思うように洗濯もできない。 でもなぜだろうか、雨の日って全然キライじゃない。 植物を育てている人でもないので「恵みの雨や!」とか言うつもりもないし そう思うわけでもない。 ただ、しっとりとした空気だったり、水の跳ねる音だったりが すっと深いところに入ってくる感じがしてとても心地よい。 雨の雫が落ちる姿を見ながら、雨の雫が水たまりに落ちる音を聞きながら、 日本酒なんか飲んだら…
当番ノート 第1期
あたりまえ。 日常は変わるはずがないと、何の不安もなく過ごしていた。 いわきは東北地方だけれども、温暖で暮らしやすい。 台風も福島沖に逸れる。天災は少ない土地。 雪が積もった日は、交通網は麻痺してしまう。目的地にたどり着くのはいつもより倍くらい時間を要す。のは大げさではない時もある。 そんな雪の日の夜には人っ子一人歩いていない。のは嘘。 閑古鳥が鳴くのは、ほんと。 うみとやまに囲まれた、うつくしま…
当番ノート 第1期
何かの雑誌でちらっと見た、 「世界人口100億の時代」というワード。 僕らが学生の頃に習った世界の人口は60億人でしたが 今の子どもたちは70億人と習っているそうです。 100億なんて、意外とすぐなのかもしれませんね。 物事は増大する方向にしか進まないのでしょうか。 国内市場は飽和状態。更なる成長を求めて世界へ…、とか。 そうじゃない方法って、ある気がするんだけどなぁ。 活動の単位が大きくなってし…