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2F/当番ノート

3.11

当番ノート 第1期

東日本大震災から今日でまる1年がたちました。

皆さんの中では“まだ1年”でしょうか。
それとも“もう1年”でしょうか。

3.11から僕の中で変わって、心がけていること。

それは
「会いたい人には 会いたい時に 会っておこう」
ということです。

少し昔話をしますね。

僕は親の仕事の都合で全国を転々とする転勤族だったもので
小学校には3つ、中学校には2つ通いました。

子どもの頃の転校というのは本当に一大事でして
毎回、仲の良かった友達とは「一生会えなくなる」と本気で思っていましたし、
「俺たち親友だよな!」みたいなことを言い合っては
夜、布団の中で泣いて、泣いて、泣いて、の繰り返しでした。

だから夏休みなんかに、昔の友達に会いに行くことになれば本当に嬉しくて。
お土産は何を持って行こうとか、50m走がまた速くなったから自慢したろう、とか
違う方言を身につけてしまったので笑われるんじゃないかとか、大騒ぎだったもんです。

ただ大人になってからは、
「まぁ、電話もネットもあるし。」
「会いに行こうと思えばいけるやろ。」
という感じ。

いつの間にか、別れに鈍感になってしまっていました。

この震災では、本当に
「あいつとはもう会えないかもしれない」という思いを何度もしました。

あー何でもっと連絡しておかなかったんだろう、とか
あの誘いを断らず会っておけばよかった、とか
どうしようもない後悔をいっぱいしました。

だからこそ、会いたいと思った時は会いに行かなければ、と。

アポなしでお宅訪問して、
「来ちゃった!(てへぺろ)」
って言えばいいんです。

さて、今年はあいつに会いに行こうかな。

仁木 俊輔

仁木 俊輔

SE、デザイナーズインテリアショップ店員、広告制作ディレクターを経て新卒採用のWEBディレクター。よく「お前、何がしたいんだ?」と聞かれますが、そんな問いには、「おもしろいことは、何でもやってみたいんだ」と答えるようにしています。

ライフワークとして地域再生から世の中の無名人の応援、新卒・中途採用による企業支援、学生へのキャリア支援まで・・・面白いヒト・モノ・組織を応援しています。

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