当番ノート 第33期
疲れているときは、1輪でも、自分のためにお花を買います。 少しリセットできるような、優しい気持ちになれるような、いつもが特別に変化するような気がします。 お花みたいな、誰かの日常をふわりと包み込むような特別な珈琲を、淹れることができたらいいなあと思います。 好きなお花屋 ディリジェンスパーラー
当番ノート 第33期
夏が来るといつも思い出す人がいる。中学時代の美術の古屋先生のことだ。先生の夏休みは「鍋いっぱいにトウキビ(トウモロコシ)を茹でて、誰にもじゃまされないところで、一日中、トウキビを食べながら、推理小説を読むことだ。」と言っていた。かなりの変人で、美術室で演歌を歌いながら油絵を描いて、中学生に自分の入れたコーヒーをふるまった。インスタントコーヒーがメジャーの時代にドリップコーヒーを入れていたのだから、…
当番ノート 第33期
先日、このクラウドファンディングに支援をした。 タレは断固拒否!豆にこだわる”二代目福治郎”の納豆をご賞味あれ ちなみにいま私はクラウドファンディングサービスの運営会社で仕事をしているのだが、別に宣伝をしたいわけではない。というのも、私が支援した時点で、すでにこのプロジェクトは達成済だった。それでも私は支援せざるを得なかった。 納豆が好きだから。まあそうなんですが、それを超…
当番ノート 第33期
卍第五章 北限の海女シーズン到来卍 読者の皆様、大変お待たせいたしました・・・。 ようやく[海女]のお話に入っていきたいと思います。 そして実生活でも7月1日からシーズンに入りました!(イエーイ!) まずそもそも「海女さん」ってなにかといいますと・・・海に潜り、貝類や海藻などの漁をする女性のことを指します。日本と韓国の2か国のみ存在する職業です。 現在日本には、約2000人ほどいるといわれておりま…
当番ノート 第33期
僕はお酒ってやつが好きだ。 とはいえ、酒に弱い母方からの遺伝が強いのか、 残念ながら浴びるように飲めるというほどではなく まあ、嗜む程度といったところなのだが。 昔は会社の同僚なんかと結構飲みに行って、 それこそ仕事の愚痴とか、先輩の振り翳す仕事論なんかを酒の肴にしていたのだけれど もっぱら最近は仕事とは関係ない趣味の合う友達や、飲み友達と飲みに行くようになった。 そしてそれよりも何よりも、気の向…
日本のヤバい女の子
【7月のヤバい女の子/身だしなみとヤバい女の子】 ●虫愛づる姫君 ――――― 《虫愛づる姫君(堤中納言物語)》 蝶を愛する姫君の屋敷の隣に、按察使の大納言の娘が住んでいた。 「人々は花や蝶を愛するけど、私にはそれがとても儚く頼りなく思える。物ごとの本質を追い求めることこそが素晴らしい生き方ではないか。」 大納言の姫君はそう言って、人が嫌うような毒々しい虫を好んで集めさせて飼育していた。特に毛虫がお…
長期滞在者
とある占い師によると、水瓶座の今年の七月は 「バカンス」という言葉でくくられる、そんな月になるらしい。 このひと月ほどの間にあれこれ算段をつけ、 ぼくはこの七月を全部マルっと一ヶ月休暇にすることに成功したところなので、 これはなかなかのドンピシャリである。 この一ヶ月間はしっかり遊んどれ、という天啓なのかもしれない。 バカンス、つまりvacanceとかvacationというのは vacantやva…
当番ノート 第33期
僕は音楽が好きで、しかし僕なんかがとってもおこがましいのですが、たまに友人のイベントに誘われては不慣れながらDJをさせていただいています。どんなジャンルの音楽も好きなのですが、今はアコウスティックな音楽が気持ちよくて好きです。 ingsは僕のとても好きなアーティストの一人。彼女が音楽イベントのために来日していた3年前の夏、僕が働いているホステルに来たのがきっかけで知り合いました。とても気さくで柔ら…
当番ノート 第33期
今週は、ストーリーテリングから離れて、箸休めのようなおはなし。 私の目下の趣味はガーデニング。 2年前にあるきっかけから、九十九里浜近くに家を持った。そこには、庭がありちいさなちいさな畑もある。東京とは別の静かな暮らし。 写真上:ポタジェの風景 北海道生まれの私は、東京生まれ育ちの夫の言う、「紅葉を見にいく」というのが不思議に思った。 紅葉は、秋になればそのあたりで起こる自然現象だったから。東京…