大人になっても置いて来ることのできなかった幼さや少年性が、僕の中に図々しくも未だ居座っている。彼らが完全に居なくなるのは寂しいが、日常つきまとわれていたのではどうも効率が悪い。働き詰めで生きていると、どうしても彼らの居場所というのは無くなっていく。
今回アパートメントで連載させて頂くことになり、どういう形で入居しようかと考えていた。そうだ、彼らの居場所を作ってあげよう。
大人になっても消えない内なる少年たち。
彼らが見た感じた思いつることを、ゆるゆると。
自分の弱さと素直な希望に向き合う、そんな部屋。