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2F/当番ノート

システム

当番ノート 第2期

先日日帰りではあるが仕事で島根県松江市に行った。
行きは飛行機で帰りはそこからどこでも行けるようにチケットは取らなかった。

富山と石川県に知り合いがいるのでちょっと顔出して帰ろうと思っていた。
地図を見るとどちらも近いと思っていたのだがそれは間違いでどちらに行くのも京都や岡山へ出てまた北へ向かうか、もしくは飛行機で羽田まで行き、それからまた飛行機で戻るというのが一番早いらしくそれほどアクセスが悪い場所だと地元の方は言っていた。

松江市は日本で唯一県庁所在地原発がある場所なのだそうだ。
仕事の前に少し時間があったので松江駅周辺を歩いてみた。

連休中というので私の印象が正しいとは言えないが人が少なく、お年寄りの姿が目立った。
地元の方にその事を聞くと連休中も普段もあまり変わらないそうだ。
原発があるすべての地域に行ったわけではないが共通しているのは「産業がなく、仕事も人口も少ないその事で税収も少ない」という事ではないだろうか。
日本は東京にすべてが集まっていてあまりにもバランスが悪い気がする。
その事が原発の立地場所と関係していると感じてしまう。
個人的には原発の再稼働は疑問ではあるが現在の脱原発運動の流れは原発が立地している場所の人々の想いとのズレを感じてしまう。
考えなければならないのはなぜそこに原発が立地されるのかというその根本的な「システム」なのではないだろうか。

コオリヤマ ソウイチロウ

コオリヤマ ソウイチロウ

1971年宮崎県生まれ ドキュメンタリー写真家
2001年から写真活動を開始 主に中東、東南アジアをカバーし、国内外の媒体で写真を発表している
写真集に「Vanishing Village」「戦争の後に来たもの」等
2006年第7回上野彦馬賞グランプリ受賞
2007年ナショナルジオグラフィック ヒューマンセクション1位
発表媒体
Aera、フライデー、週刊文春、週刊現代、アサヒカメラ、カメラマガジン、F5.6、クーリエジャポン、週刊朝日、ニューズウィークジャパン、海外ではAsia ink、Newsweek International等

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