むこうまでぎつしりと すいれんが
さいていた
わたしはあなたのことを おもひだす
さいているいちめんの わたしのほうの てまえを
ひとつ
たひせつなことは ひとすじ つながつている
いとのように
たれにも ふさわしくあるように
きょくせん しながら つながって いとのようだから
あまりたれにもきつかれないように それでもしつかりと
つながつていて
ふたしか とか たりない とか かんじられても
いつわりではないことが
ときをへて
わたしが たといふざいでも
あなたがすでに ふざいでも
みずのなかのことのように おだやかなこと
ゆれて
たわみ
やくめを
はたしてゆく きせつと
ねんげつをこえて
ひなたに ひかげに よりそふ
たれにもきづかれず しぎ をこえて
いつさいにとらわれず
ふざいのなかにある あなたのすがたを いまでは
こころつよくおもふ
はなのすいれんのひとつのようなひとだつた
でもあなたはもうえいえんにふざいだから
わたしは すいれんを
はな と おもわず
すいれんにまつわる せん を
たしかめる
すいれんなのだとわかつていながら
はなをわすれて