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2F/当番ノート

たぶん最終日あたりに思い出す映画について

当番ノート 第6期

ロバート・アルトマンはまったく好きな監督でもなんでもないけれど、あの中二の真冬の町外れで観た”三人の女”の日のことは鮮明に憶えている。ずっと薄暗い室内に根暗そうな三姉妹。そして飲んだ牛乳が酸っぱくて吐き出す陰鬱さ。なんてロクでもない映画なんだろう。好き!

高校へはバスで通っていたから、まんまとそのまま寝過ごせば、スガイビルディングの元祖シネコン前に到着する。そこで数えきれないくらいの映画を観た。でもたいていは500円映画。ブレードランナーもサテリコンも2001年宇宙の旅も時計仕掛けのオレンジもビデオドロームもここで観た。そしてファニーとアレクサンデルも。あの二階から一階へのダンボールマジックは、そのまま甘美な映画のマジックだった。ポロポロ泣けてくる最高のワンシーン。

最近劇場に行ってないんで、なんか観てきます。

AME

AME

ヒップホップ&エレクトロニックなビートメーカー兼カフェ店員。
熱帯および亜熱帯地域ファンの札幌育ち。
愛読書はブコウスキーとスティーブエリクソンの小説。
東京都江東区在住、アポロ月面着陸の1969年生まれ。

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