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2F/当番ノート

⑥『ちょっと、少し、微妙』

当番ノート 第11期

ボールペン シャープペン 鉛筆
「書ける」という事は同じでも、伝わる印象に大きな違い。

ちょっと動かす 少し動かす 微妙に動かす
「動かし方」一つにしても人それぞれ捉え方のニュアンスや表現は違う。

僕は最後の微妙というのが、その人が持っている「その人自身の集約された感覚」だと思っています。

宿で一番に気を使うものは何か。一番緊張する事は何か?

それは、お客さんがお部屋にいる際にドアを「トントン」とノックする時です。
何故かというと、この叩き方一つ微妙なニュアンスで僕が何をお客さんに伝えたいか、
すべて伝わってしまうと思うからです。

何を伝えたいかより。まずは、どう叩くか?それが重要な気がします。

高村 直喜

高村 直喜

富士山に一番近い湖、山中湖の湖畔でホトリニテという名の宿をやっております。好きな食べ物はイチゴ。心躍らされるもの、縄文土器。  写真は宿のゆるキャラ「ホトリちゃん」です。(富士を、かぶるバージョン)

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