冬は寒ぶり、春は鰯、夏は本マグロ、秋はカマス。。。
水揚げ魚種をあげたらキリがない。
で、ときどき鯨もあがっちゃう氷見ですが。。。
そんな、魚処・氷見ではそんなブランド魚っぽいものだけじゃなく、もちろん雑魚も山盛りてんこ盛り。
そんな雑魚でも美味しくありがたく食べる知恵が氷見の中に色々あります。
1つは、カブス汁。(カブス、っていうのは、捕ったばかりの魚の中から、網元さんが漁師さんに対して、漁師さんたちの持ち株に応じて現物支給で分前を与えた、ってのが起源で、今は、捕れたて魚たっぷりの味噌汁を「カブス汁」と言ってます)
小魚の旨味をぐわぁー!っと引き出す、朝の気合充填味噌汁です。
実はこの写真は、ちょっとお上品モード。漁師の番屋にいくと、汁より魚のほうが多いくらいの濃厚なのであります。
それと、あともう一つが、ととぼち!
小魚を骨ごとすりつぶしてペーストにして、そこに味噌とか山芋とかをいれて揚げたもの。
骨まで愛して!ととぼちができるまで。 from yoshiehirata on Vimeo.
旨味凝縮の氷見の家庭料理です。
で、さらに先ゆくオンナが1人。。。
魚の使い道の新たなルートを探るオンナが1人。。。
氷見の靴職人、釣賀愛ちゃん。
なんと、魚々座で魚の皮で………
まじ?まじ?
そんなことできるの??
2週間ほど緑茶のタンニンでなめした魚の皮を洗ってから、引っ張って!伸ばして!板に打ち付けて!乾燥させままーす。どうなることか〜〜〜!!!!
というわけで、 「魚の革でサンダルをつくる」プロジェクトでは、メンバーを募集します!
まだまだ実験段階ではありますが、一緒に試行錯誤しながら皮をなめし、乾かし、干しましょう〜。
そうすると、「私は、ヒラメの皮がいいわ〜」とか、「黒鯛がかっこいい〜」とか、自分好みの皮と出会えて、その皮でサンダルを作ることができます。
ちなみに、スタッフ高野はヒラメのキメの細かな皮に惹かれています。愛ちゃんが狙っているのは、ブリのシャープな皮です。
「ギョサン(魚の皮のサンダル)」メンバーになりたい方は、魚々座のラボスタッフまでお申し出ください。
ガチで魚の新しい利用法を探すクリエイティブな人、ぜひに魚々座にお越しくださいね!