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2F/当番ノート

旅する音楽 Vol.8

第24期(2015年12月-2016年1月)

今週はずっとバタバタしており、ご多分に漏れず今回も〆切直前に催促いただきながら書いておりますm(__)m
今回はちょうどICCにてクリスティーナ・クービッシュのオープン・トークが開催されるということで勝手に紹介してみたいと思います。

僕が初めてクリスティーナ・クービッシュの作品に出会ったのはもう10年以上もまえのこと、同ICCにて開催された『サウンディング・スペース─9つの音響空間』という展覧会でした。いずれの作家も大好きで素晴らしい作品が一堂に会した、当時の自分にとっても多大な影響を及ぼした展覧会でしたが、中でも彼女の作品「イースト・オブ・オアシス ─ 音への12の入り口」は特にお気に入りでした。

既に絶版となっていますが同展覧会のカタログも非常に素晴らしいので古書屋さんで見つけ次第ぜひ手に取っていただきたい!サウンディング・スペース―9つの音響空間

クリスティーナ・クービッシュ スペシャル・トーク 「電磁気を調査する──インスタレーション,作曲,パフォーマンス,そして《エレクトリカル・ウォークス》シリーズ」

日時:2016年1月31日(日) 午後3時より
会場:ICC 4階 特設会場
定員:150名(当日先着順)
入場無料
日英逐次通訳つき
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]

yui onodera

yui onodera

音楽家。音楽と建築を学び建築音響設計を経て、サウンドプロダクションCRITICAL PATHにて国内外の広告メディア、プロダクト/インターフェイスのための楽曲提供・サウンドデザインを手掛ける。国内外のサウンドアートレーベルより先鋭的な電子音楽作品を発表。英『Wire』誌や英『BBC』など国営公共放送局含む各国メディアにて高い評価を受ける。Brian Eno等との『foundsoundscape』などその活動は多岐に渡る。

Reviewed by
佐藤 研吾

太陽の光も含めて、そして我々の身体までもがすべて何らかの波長をというものとしてあるのは近現代物理学によって教えられたことであるが、そのことを知って(認識して)何らかの考えというものを生み出すというのもまた脳内での電子の運動によるものでしかないとも言われている。とすれば周囲の環境を飛び交う「見えない」電磁波と「そこに在る」我々とは一体なんの区別があるのか。電磁波が音としてフィルターを介して変換され、それが我々の耳の鼓膜を振動し、我々の脳ミソがなんらかの信号を送る。どうやら幾つかの置換機を経由して一つのシューターのごとく波長はその姿を変えて滑り抜けていくらしい。粒子化していく我々の身体と、霧の蠢きのように伸縮する皮膚感覚の感得の可能性を感じた。

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