当番ノート 第21期
今週は急に具体の話。 僕はいる分しか稼がないできた。 それはたいてい数万円で、 それを聞くとみんなびっくりするが、それでもう10年くらいやってきた。 7年ほど前に緑のふるさと協力隊という制度に参加させていただいた。 ふるさと協力隊は、地球緑化センターというNPOが運営している、まちの若者をむらに派遣するプログラムだ。 国や大きな機関が中に入っていないので、とにかく人の体温が感じられる経営をしていて…
当番ノート 第21期
こんこん。 あっこんにちは、はじめまして。 本日からこのおもしろにぎやかアパートメントに2カ月ほど入居させていただきます、ヤカというものです。へへ 得意なこと?うーんなんだろ、食べることかな。好きなこと?うーんなんだろ、食べることかな。特になにが好きかって? そりゃあ決まってんじゃない、甘いもの!糖分!(そのあとに食べるほかほかごはんも大好きだよ) そう、私はとある街の商店街の隅っこの隅っこでお菓…
当番ノート 第21期
倉庫とパッケージ。 フィレンツェはあの日、雨だった。 物語。 忘れないように努めていることは、 やがては忘れてしまう事であり、 思い出さないようにしていることは、 何かの拍子に必ず思い出してしまう事である。 この二つの事柄は、 或いは別々の倉庫に同じ名前で保管されているか、 同じ倉庫に別々のパッケージで保管されている。 つまり、 記憶というものは僕たちの意思や考え方だけでは完全には管理できないもの…
当番ノート 第21期
僕は写真が好きなサラリーマンで、ひょんなことからルーマニアで働いている。縁あって寄稿させてもらうことになったので、ここでは日本人にとっちゃまあ馴染みのないルーマニアという”未開”の地での日々をつらつらと書いていこうと思う。2ヶ月間、宜しくお願いします。 まずルーマニアを知らない人の為に簡単に説明すると、場所としてはバルカン半島の付け根に位置し、北にウクライナ、西にハンガリー…
当番ノート 第21期
▼ 横浜 物心ついた時にはもう人魚を飼っていた。どこの海で拾ってきたかは記憶にない。小さなマグカップに塩を入れ、毎日水を取り替えた。子どもなりにいろいろなえさを試したが、人魚がいちばん好んだのは角砂糖だった。雑然とした勉強机の上、ペン立てにしている空き缶の横にマグカップを並べてカムフラージュして、誰にも知られずここまで育てた。家族を離れてひとりで暮らすようになってからは、台所でひっそり飼った。たま…
当番ノート 第21期
アパートメントの起源はローマとも言われているが、現代の産業革命以降の労働者階級の都市部への人口集中に対応すべく発展した大量住宅供給のためのビルディングタイプの延長であろう。都市は田舎者の集まりである、はよく言う常套句であるが、要は根無し草、身寄り無しのような人々の集まりなのである。かくいう筆者も今は都内のマンション暮らしである。(マンションは本来「豪邸」という意味であるが、このカタカナ英語は明らか…
当番ノート 第21期
週一の日記なので、その時々の取り組んでいることを整理して書くよりも、 その週ごとに思ったことを書いて行きたいと思います。 文体も内容もバラバラになるでしょうが、 抽象的などろっとした言葉の連なりから、 何か片鱗を拾っていただけたらありがたいです。 さて今回は、 優しく在ることについて。 高木正勝さんの音楽がつめつめのせっかちな音の連続で、 それが総体としてあたたかい世界観を形作るように、 腰の据わ…
当番ノート 第20期
7-5 女ってなんでこんなにすぐ泣くんだろう。 僕は泣く女が苦手だ。正直、涙自体にはあんまり何も感じない。自分にとって、泣くっていうのは相当なことだから、最初はやっぱりかなり動揺したんだけれど、だんだん、そういうんじゃないんだなってことが分かってきた。この人たちにとっては、「泣く」って選択肢が手近過ぎ。涙ってもっと特別なもんじゃないのかな? だけど泣かれると、もう一気にこっちが悪いみ…
当番ノート 第20期
ちゃちゃらちゃらんららっらん♪ ちゃちゃっららっらんらららん♪(泳げたい焼きくん) 毎日毎日、魚々座はワークショップ♪ かぶすの魚でなんかやってるよ♪ そうなんす、そうなんす、なんかやってるんす もしかして観光施設たるものぱきっとイベント仕立ててなきゃ!みたいな方には、何これまじ!?かもしれないですが、ゆるゆるっと毎日なんかしら。。。はい。 そんな流れの中…
当番ノート 第20期
いよいよ最終回です。 2ヶ月間、毎週1回ブログを書くという決まり事をちゃんと達成できて良かったです。 楽しんくれた人がいたらとても嬉しいです。毎回、独特な言い回しでレビューを描いてくれたイルボンさんにも感謝です。 そーして、最終回になにを書こうか考えに公園へ~ 気がついたら寝てました。良い天気の中で自然の中にいると、とても気持ちがいいですね。 自分に正直に素直に生きること。それが幸せな過ごし方だと…
当番ノート 第20期
* ぼくは3月末に長年働いてきたデザインの事務所を退職しました。 そのタイミングから描き続けて来たこの漫画は、毎週火曜日を刻んでいくランドマークのようでした。 思えばお話を頂いて執筆する時点で考えていた話は3話くらいでとうに終わってしまっていて。 それからは締め切りまでは、動き出すキャラクターを捉えたり物語の方向を舵取りしたりと毎週がライブのようで、 漫画に限らず、あらゆる創作物が瞬間と永遠を泳ぐ…
当番ノート 第20期
超一流のアーティストはほとんどみんな、人生の核となる営みについて「お金のためにしてるんじゃない」と口を揃える。大好きな仕事に明け暮れながらもアパートの家賃を払うのに必死だった私は、「ケッ、カッコいいなー、死ぬまでに一度はそんなふうに言ってみたいもんだぜ!」と思っていた。「生業」が経済活動として軌道に乗ったとき初めてそんなふうに言えるようになるのだろうと、そう思っていた。でも今は私自身、「お金のた…