当番ノート 第20期
さて、「私はなぜ、タダでこの執筆依頼を受けたのか?」という問いについては、すでに結構はっきりした答えが出ている。それは「断れない相手に頼まれたから」。 「アパートメント」を代表して最初にコンタクトを取ってきたのは鈴木悠平くんだった。最初に知り合ったのは津田大介さんの紹介で、昨年ニューヨークを旅行した際は、まだコロンビア大学に通う学生だった彼にあちこち案内してもらった。教わったハンバーガー屋がと…
当番ノート 第20期
こんにちは、みぞじりかなこです。今晩もスケッチとともに旅のお話を綴ります。 (スケッチの原画は、4/20~25の個展で展示します。詳しくはこの頁の最後に^^) 初回で紹介しましたイギリスのFarnhamでは、大学の敷地内にあるStudent Villageに住んでいました。 三階建ての家で一緒に生活していたのは、フィンランド・ハンガリー・ナイジェリア・中国・マレーシア・リトアニア出身の女の子たち。…
当番ノート 第20期
1-7 部屋には記憶があると思う。もしくはオーラのようなもの。人がある空間に滞在すれば、必ず痕跡が残る。それは、足跡とか髪の毛とか残り香とかいうような分かりやすい独立した一個の〈物〉的なものというより、無意識の習慣の堆積の中に生じる配置や流れのようなこと。住人の生活仕方が積もって染みて空気を生む。 米が美味しい。と井尾は思った。食べ物が美味しく感じるのはいいこと。嬉しいこと。でももう嬉…
当番ノート 第20期
こんにちは、アートNPOヒミングです。 今日はもうすぐ開催されるヒミングの春イベント、天馬船桜遊覧のお知らせです。 「はる さくら てんません」 今年も天馬船の時期がやってきました! ゆるりと花見をしながら、伝統木造和船の天馬船の遊覧イベントをおこないます。 桜の木々に囲まれて、ギコギコと櫓漕ぎの情緒ある音を聞きながら、 静かに、ゆっくりとした時間を過ごしませんか? こんな贅沢な時間を過ごす花見は…
当番ノート 第20期
みなさんこんにちは。日本は桜の季節ですね。 こちらベルリンはまだ暖かくなったり寒くなったりの不安定な毎日ですが、日が長くなってきて、今では夜の20時くらいまで空が明るいです。夏になると23時くらいまで明るいんですよ〜。 さてさて、2回目の今回は私たちusaginingen(ウサギニンゲン)のパフォーマンス活動について紹介します。 私たち夫婦は、自作の映像機TA-COと楽器SHIBAKIを使って音楽…
当番ノート 第20期
* 絵は自由の海で遊んでいて欲しい。 思春期にアカデミックな絵を描いていた僕がそう思うようになったのは、デザインの勉強を始めてからでした。 デザインに触れていくことで今まで自分が意識してこなかった沢山の絵と出会いました。 色々な絵があって、「うまい」という言葉では網にもかからないくらい 絵は豊かに広がっています。 物心無い頃はもっと無知で、自由に絵を描いていたなあと思い返します。 生きていくにつれ…
当番ノート 第20期
東京から仙台へ向かう新幹線の中で、アパートメントのための文章を書く。テーマは「インターネット上に、無償で物を書くということ」。あるいは「私はなぜ、タダでこの執筆依頼を受けたのか?」といった自問自答である。 読者の大半はご存じのことと思うが、この「アパートメント」は営利目的のメディアではない。「管理人」は持ち出しで活動を続け、それで何か金銭的に得をしているようには到底見えない。合間に広告が挟まれ…
当番ノート 第20期
はじめまして、こんにちは 今日からこちらのアパートメントに入居してまいりました みぞじりかなこです。 日ごろからスケッチを描きためて、お気に入りの景色は陶芸の技法をつかって陶板画にして発表しています。 今から2ヶ月間、毎週日曜日は、わたしが今まで訪れた特別な場所のことをスケッチとともに紹介していきます。 第一回目の今日は、個展 ” Neighbourhood ” から おと…
当番ノート 第20期
1-1 来なければよかった。何か思いもかけないことがあるかもなんて思わないで、いつも通りに日曜日を過ごせばよかった。 知らない部屋で、知らない人と、また別のよく知らない人を待っている。そっと時計に目をやると二時二十分を過ぎていて、待つこと早十五分。これ、まだ続くのかな。もし今日ここに来ないで、小暮のところに行ってたら。 と考えかけて、それはもうないんだったと思った。あの部屋には、もう…
当番ノート 第20期
富山県氷見市は、能登半島の富山湾側の付け根にある人口5万人くらいの半農半漁の町、海と山の循環が残る自然豊かな土地です。 そして、ヒミングとは、場所の魅力を考えるアートプロジェクト。そのアートプロジェクトを実行する非営利活動法人がアートNPOヒミングです。 「氷見(ヒミ)」の響きを大切に、「ハミング」持つ爽やかさ、調和、和音、リズム、幸、平和を大切に。それをめざして付けられました。また、語尾にING…
当番ノート 第20期
毎週木曜日の担当になりました、usaginingen(ウサギニンゲン)です。 今回は、初めての投稿なので自己紹介させてもらいます。 私たちusaginingenは、自作の映像機と楽器を使った、映像と音楽のライブパフォーマンスを夫婦でやっています。 住んでいるのはドイツのベルリンです。ベルリン生活は6年目です。 先週まで春陽気だったベルリン。今朝は突然、雪が降って寒いです。それもベルリンらしいです。…
当番ノート 第19期
【第9話 花とヤバい女の子】 ◼︎このはなのさくやひめ 「木の花、とりわけ桜の花のように美しい」という名前の女の子がいる。 日本神話に登場するこのはなのさくやひめは、夫 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と契り、たった一夜で身ごもる。「たった一夜で身ごもるのはおかしい」と不貞を疑う夫に対し、彼女は身の潔白を証明するために家に火をつけた。「あなたとの子供であれば縁起が良いのだから、絶体絶命の状況でも無事に生…