当番ノート 第19期
【第2話 靴とヤバい女の子】 ◾︎お露(牡丹燈籠) 中国の昔話からインスピレーションを得て、三遊亭圓朝によって落語の演目となった《牡丹燈籠》には、足のある幽霊が登場する。 彼女は名前をお露ちゃんといい、下駄をからんころんと鳴らして男の家に通いつめ、愛しさあまってとりころす。 彼女の想い人新三郎は、毎晩お露ちゃんの下駄の音に怯えていたといいます。 私は幽霊が嫌いです。円山応挙が最初に描いたと言われる…
当番ノート 第19期
ジャグリングのフェスティバルというのがあって、それはそれは楽しいのです。 この話はもう何度も友達にしてきたし文章にもしてきたから、知り合いの方は「またかい」と思われるかもしれませんが、それでも私はこの話を抜きにはジャグリングへの愛を語れないのです。 そう。愛。至上の愛。Love Supremeです。 逆にこの話を第二回なんかに持ってきちゃって私はこの先何を書くんだ、と思っている。 私の「ジャグリン…
当番ノート 第19期
Water fabric ウォーターファブリック 世界中の海の水が染み込んでいる布。 素晴らしい出来事は全て、布に染み込ませてとっておきます。 motoco oki
当番ノート 第19期
たむらのうえんです。 静岡県の真ん中あたりを流れる大井川上流。 川根という田舎で農家をやっています。 おじいちゃんや父親のあとを継いで農家になろうと決めたのは ほんの数年前。 しかたなし跡継ぎというのではなく ぼくの農業をやって、ひとに感動してもらったり 生まれ育った町に貢献できたらかっこいいじゃないか! というスタートでした。 思った以上にめちゃめちゃ大変な仕事だけど 思った以上に喜んでくれる人…
当番ノート 第19期
青色ばかりだなあ、と自分のつくったモノを見て思う。 無意識で青色の絵具を手にとる。 手も、高い確率で青い絵具がべったりと付いている。 朝弘さんからのお便り頂いて、こちらにやって参りました。 さてアパートメントという名前だから、私は此処に2ヶ月間住人になったということなのでしょうか。 2ヶ月間、住み着きます。お世話になります。 このアトリエでさて何をしようと思い、色について見てみようかと。 一枚目は…
当番ノート 第19期
初めまして。 この度ご縁あってアパートメントに入居することとなった聖渚(せいな)と申します。 まずは簡単に自己紹介を お仕事はランジェリーデザイナー、けれど自分では「感情の観察者」と名乗ったりもしています。 オリジナルブランドの立ち上げに携わり(私のサイトを参照下さい^^)、現在は複数の方とランジェリー含め女性に向けたセクシャリティに関わるお仕事をさせて頂いています。 日夜女性の感情を掘り下げてみ…
当番ノート 第19期
はじめまして、はらだ有彩です。 今日から2ヶ月間、ここで記事を書かせていただけることになったのでうれしいです。 私は日本の民話をモチーフにしたテキスタイルを作っています。 ここでは日本の民話に登場するヤバい女の子、ジャパニーズ・デモニッシュ・ガールたちの涙について、想像したいと思います。 かわいくつよい女の子、その涙をどうか拭かせてほしい。 ーーーーー 【第1回:日本のヤバい女の子】 ◾︎清姫(道…
当番ノート 第19期
ジャグリングの雑誌、ってなんだろう。 青木直哉といいます。書くジャグリングの雑誌:PONTEの編集長をしています。 2014年の9月に大学を卒業しました。専門で勉強していたことは特になく、好きな授業を取って、文章を書いたり、外国語を勉強したり、ジャグリングをして過ごしていました。 卒業後は、アルバイトをしつつ「ジャグリング雑誌」を作って売って、ふにゃふにゃ喜んでいます。 ときどき、パフォーマンスも…
当番ノート 第19期
m.hunatabi 日常の中の創造の旅 m.hunatabiは私の手染めの布のブランド名です。 この名前にたどりつく前には、”玄米”とか、”朝ごはん”なんて言葉も書き出したりしていて、(私はとにかく食べ物が好きなのです)思い止まって本当に良かったと思っています。 ある時から、私の風景はただの風景ではなく、全てがモチーフとなり得るものになりました。 …
当番ノート 第18期
2014年12月22日『夜のみんなは』と, 2014年12月29日『とれた左手で腕枕』の,ふたりのおはなし もうすぐ2月がやってくる ほかの月よりも少しだけ短い月 気を抜いていると,うっかり春がやってきてしまう そういうふうに,意識して時間においていかれないようにしたいのに 街にはイルミネーションがまだ,ちらほらと光っている 急ぎたいのかゆっくり進みたい…
当番ノート 第18期
こんにちは。今日の東京は、日差しがほんとーうに気持ち良い快晴です。 ご縁あって参加させていただいたアパートメントさんでの連載も最後となりました。 初めましての方にむけて自分のつくっているものを紹介させてもらうって、やっぱりとても緊張するし、書いてみてはなんだか違うぞ、と直すことの繰り返し。 でもこうやって改めて文章と写真で振り返るっていう作業をできて、しみじみと思い返し発見するところもあり。 とて…
当番ノート 第18期
真っ白い壁に、友人2人 白い壁をバックに撮るのが好き 絵を描くときにも、背景にあまり色つけないな 友人の絵の個展へ、花を選んで持っていく 静物画の展示。スニーカーや、ヘアドライヤーや、花瓶、日用品などの。 そのこの絵は、2本の足でしっかり地面にたっている。 それ以上でも以下でもないものがそこには描かれていて、 わたしはいつも、見ると、 自分がそのままで、ここにいてもいい、といわれてる気がする。 も…