当番ノート 第38期
最後は夏の大三角の1つ、ベガが目印のこと座から。ここまでお付き合いありがとうございました。 ** オルフェウスはトラキアの王と音楽の女神の一人であるカリオペーの間に生まれました。音楽の神アポロンが彼に竪琴を与え、音楽の女神たちが彼に演奏を教えたので、やがてギリシャで一番の詩人で音楽家となりました。彼が竪琴を弾きながら歌うと、人々はもちろん猛獣や雑草までもその音色に聞き入りました。 オルフェウス…
当番ノート 第38期
芸術療法はカウンセリングの一つとして現在さまざまな人の力になっている。 しかし私のやってみたい芸術は子供の成長につながることだ。 療法ではなくだ。 絵画教室を始めて5年目になる。経験と気づきをどのようにして根拠に変え、必要性を伝えるのかこれから頑張ろうと思う。 可能かどうかわからない。必要なのかもわからない。しかしそういう事はやってみてからわかるものかもしれない。やってみたい。ではなくやってみた。…
当番ノート 第38期
わたしの働いているカンパニーでは 年に一度ドイツツァーがあります。 去年は11月から12月にかけて 5週間ドイツの街を周りました。 ドイツツァーの楽しみは何といっても 舞台後にその地のビールを飲むことです。 今日の 劇場 舞台 街を味わい ビールで締めくくる。 最高の時間です。 その中でも去年印象的だったビール達。 Mindenにて ロゴが可愛いかった。すっきりしたビール。 Neuburg で飲ん…
当番ノート 第38期
「人はみんな、それぞれ自分にしかできない強みを持っています。例えば『桃太郎』に出てくる鬼退治のシーン。キジは空を飛んで敵を攻撃、サルは素早い行動で相手に近づき、得意の爪でひっかく。イヌは凶暴な歯で噛みついて鬼を退治。みんなが強みを発揮すれば、チームで大きな事を達成できます」 ダイバーシティ研修の動画の中で、そんなことが言われていた。言っていることはすごくよくわかる。よくわかるからこそ、“貢献できる…
当番ノート 第38期
その人を、神様だと思っていた なんでも知っているようにみえた 歩むべき道を陽の光で照らしてくれた 僕を生み出してくれた いまになって気が付くとは。全部間違いだったんだ。 なんにも知らない。 照らされた道は、いやに丁寧に舗装されていて、どうやら俺向きじゃあない。 あいつは、俺の精神まで造り上げようとしているのか。 そのことに気が付くのに、二十一年もかかってしまった。不幸というべきか、いや最悪だな。人…
当番ノート 第38期
2016年の6月に、ペルーへ行って先住民の儀式に参加しました。その経緯を書いてみます。 . (スイピーノでは滞在中、各自の希望に合ったプログラムを組んでくれる。そのメニューをプリントしたもの) セレモニーは、一日置きに行われる。 アヤワスカの強さが増して行くにつれ、だんだんと幻覚のようなものを見るようになった。しかしそれは30秒ほどの短い映像だったり、わかりやすいメッセージではなくてなにかのモチー…
当番ノート 第38期
今回は冬の星座ふたご座から。いったいどんな双子なのだろう。 ** カストルとポルックスは神の王ゼウスとスパルタの王妃レダとの間に生まれた双子でした。カストルは荒馬を手なずけるのがとてもうまく、戦略に長けており、ポルックスは拳闘のチャンピオンでした。2人そろってオリンピア競技では数々の優勝をさらい、さまざまな冒険に参加して、勇者としてギリシャ中に名前がとどろいていました。 彼らにはイーダスとリュンケ…
当番ノート 第38期
全てに美しさを求める。 絵描きとして感性を磨いていかなくてはいけない。 それには絵以外の事で、常に気をはっておく必要がある。例えば、食べ残した食材でも美しく残す。例えば椅子の置き方でも美しく置く。例えば食器の重ね方でもセンス良く重ねる。それらは普通に生活している人からすると意味のない事だが芸術に触れている者なら必要なことだ。しかしそれらを必要としない世界が多くある中で、美しさを追求することは私は難…
当番ノート 第38期
今回は不思議な感じの旅だ。 ここにいるようで いろんな場所に気持ちが飛んでいく。 さっきブカレストの空港で 久しぶりに言葉の単語帳を開いた。 この単語帳は数年前から私が出会った人に その人の好きな言葉 今思いついた言葉を自由に書いてもらっている。 そしてその裏に名前を書いてもらう。 単語帳は1冊100ページで、2冊目になった。 言葉を読み その時のことが思い出される。 それを書いてくれた人とそ…
当番ノート 第38期
「大学3年になったら就活も始まるし、自分の長所を見つけないと」と、大学2年の冬、アイルランド留学中にぼんやり考えた。今まで何かに秀でてこれなかった私は、いずれ大量に書かなくてはいけないエントリーシートの「長所」欄に不安を感じていた。 海外は好きだけれど英語が堪能なわけじゃない。留学も、1年間行ってる人に比べたら1~2か月はあっという間。企業にアピールできる「長所」なんて自分のどこを探しても見つから…
当番ノート 第38期
2016年の6月に、ペルーへ行って先住民の儀式に参加しました。その経緯を書いてみます。 (儀式に使われるものたち) 儀式の時間が近づき、私とりこちゃんは敷地の中央あたりにあるセレモニー会場へと向かった。 ミネラルウォーターのペットボトルと、トイレットペーパー、おでこに装着できるタイプの懐中電灯を持っていく。 会場は広いドーム型の体育館みたいな建物だった。入り口の反対側に扉があり、そこから外のトイレ…
当番ノート 第38期
今回は秋の星座がいっぱい登場するペルセウス座とアンドロメダ座をめぐるお話から ** 昔、エチオピアの国をケフェウス王とカシオペア王妃が統治していました。二人にはアンドロメダ姫という一人娘がいて、絶世の美女でした。王妃のカシオペアは娘をとても自慢に思い、毎日侍女や友人たちに娘の自慢話をしていました。 ある日いつものように娘の自慢話をしていたカシオペアは「海のニンフたち(精霊たち)は美しいことを自慢し…