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Mais ou Menos #5 −裏でも表でもないわたしたちの往復書簡−

Mais ou Menos

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Pちゃん

少しずつ暖かくあってきたね。雨が多くてどんよりだけど、暖かさが嬉しいね。

この間、中学時代からの友人と京都水族館に行ってきて、オオサンショウウオを見てきたよ。オオサンショウウオって、なぜか水槽のはじっこで、重なりあってじーっとしてるの。なんであんな風にしているのか、すっごく不思議だった……。でも、重なって、ぴったりくっついてじーっとしてるの心地がいいから、なんだか親近感。次は2人で行こうね。くらげのコーナーが特に楽しかったし!

ここ数日、Pちゃんが新しい生き方にむかって歩き出していることが、わたしはとっても嬉しいです。”わたしはロランス”を観てから、自分たちもより自分らしい生き方がしたい!と思うようになったし、そうであるべきだと思う。今の生活もとても幸せではあるけれど、もっともっと自分たちらしい生き方ができたら、今よりずっと幸せになれると思う。私たちはもっともっと挑戦できるし、切り開いていけるはず!うまくいっても、いかなくても自分たちが変わっていかなくちゃだね。” Copleland” の “Chin Up”を聴きながら、頑張って行こうね。そのためにも、SPA受けに行きましょう!映画を観て、本を読んで、音楽を聴いて、街を歩いて、もっともっと人生を謳歌していこう。良いことを、どんどんたぐりよせていこう。3月って、そんな前向きな気持ちになれるから私は好きです。

2015.03.08
Maysa

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2015.3.8

まちゃんへ

 オオサンショウウオのぬいぐるみポーチのおみやげありがとう。かわいいので癒されています。

 『わたしはロランス』を見てから、私もロランスのように生きたい、と心の底から思うようになりました。心が揺さぶられたのかもしれません。自分らしく、どこにいるときも、自分で生きられたらどんなに嬉しいことだろうと思います。きっと、もっといろいろなものが見えてくるんやろうなと思います。

 自分で生きるってどんな気分なんやろう?自分は怖くて、まだできていない。傷つくのが怖い。今までたくさん傷ついてきたので、それ以上に傷つくのがもう嫌なんやろうなと思います。でも、もし、自分を、もう一歩ふみ出した自分で生きられる日が来たら、私はもっと人と関われるようになるんだろうなと思います。

 私はもっともっとたくさんのいろいろな人と関わりたいです。

P

Maysa Tomikawa

Maysa Tomikawa

1986年ブラジル サンパウロ出身、東京在住。ブラジルと日本を行き来しながら生きる根無し草です。定住をこころから望む反面、実際には点々と拠点をかえています。一カ所に留まっていられないのかもしれません。

水を大量に飲んでしまう病気を患ってから、日々のwell-beingについて、考え続けています。

PQ

PQ

ゲームと映画が好きです。
国籍も性別もない。

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