当番ノート 第46期
お昼ごはんというものについて、錯綜中です。 食い意地が張っているほうで、おいしいと思うものを食べたい。 別においしいわけじゃないけど、みたいなものはそもそも食べたくないと思うので おひるごはんは割に重要な問題です。 最初のころはお弁当を持っていっていた。 ご飯のうえに炒め物か煮物を乗っけるだけの簡単なもの。 前日の夜ごはんを多めに作っておいて、朝はつめるだけ。 ご飯におかずの味が染みておいしい。 …
それをエンジェルと呼んだ、彼女たち。
ある日、チェロをもらった。チェロをくれたのは詩人だった。編集の仕事を通じて出会い、打ち合わせで自宅にお邪魔したときのことだ。大学の管弦楽団で弾いて以来あまり弾いてないのだというチェロは、白いケースに納まって佇んでいた。ケースを開けると中は鮮烈な赤のベルベットで、明るい色をしたチェロや弓やチューナーなど一式揃って入っていた。 彼女と実際に会ったのは2度目だったのに、弾くならあげます、と差し出され、私…
Do farmers in the dark
こんばんは!何か書きたかったのですが、今月もなんともならず、頭がまとまらずちんぷんかんぷんで、現在開催中の展示のお知らせだけになってしまいました。申し訳ありません。 大阪の高槻市にある「おうちごはん ソラトイロ」という素敵なお店で絵を展示してもらっています。以下展示の詳細を載せます。28日までやっています。近くの方は是非よろしくお願いします! 以下詳細です。 木澤洋一作品展 The …
当番ノート 第46期
さて、ここでエッセイを書くのも残り3回となった。何を書いていこうかと考えたとき、自分自身が普段からよく尋ねられることを書いておくのもいいかなと思った。それが、子どものときから成績がよかったのか?なんで東大受験しようと思ったのか?友人にも子どもの親になった人たちも増え、勉強法や教育法を聞かれることも多くなってきた。 しかしながら、最初に断っておきたい。おそらく、私の経験はなんの参考にもならないだろう…
長期滞在者
今月はこの家始まって以来のことがあった。といっても、大げさなことではない。住人が3人揃って連続ドラマを見ただけだ。 ただ、誰かと一緒に、同じ時間に同じ番組を見るというのは、私にとってかなりレアな出来事だった。10代の頃から熱心にテレビを見ることがなかったし、しかもそのドラマはホラーなのだ!私はホラーものが大の苦手なのだけれど、あまりにも絹江ちゃんと純君が熱心に見ているのでつられてしまった。 ドラマ…
当番ノート 第46期
6回目の投稿です。「トルコで出会った女性たち」シリーズ第6弾です。トルコで出会った印象的な女性たちとそれにまつわる私の記憶を書いています。1回目の投稿「ハティジェ」の冒頭にてこのシリーズの説明を詳しく書いておりますので、一体何について書かれているのか混乱された方はどうぞそちらをご確認ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
当番ノート 第46期
人生や価値観が変わるほどの何かに出会うって、どんな感じなのだろう。いや、というのもネ、「海外に行くと人生が変わる」なんてだれがいったのか(だれもいってないか)知らんけど、今、私は2度目の海外旅行中であり、「Sri Lankaなう」なのだ。前回、海外に行ったのは12年前に行ったロンドンくらいで、その時はさほど「人生が変わる」ような出来事はなかった(気がする)。そもそも人生が変わる出会いの瞬間って、わ…
当番ノート 第46期
正直なところ就活はちゃんとやった方がいいと思った。 これは別にスーツ着ろとか合同説明会にいけとか エントリーシートを鬼のように書けとか言ってんじゃない。 ただ、自分が何を大事にして生きていきたくて、 どんなものに共感して社会でどんなことがしたくて だからこの会社のこことリンクしたとか こんなところが自分の考えと同じだと思ったとか そういうことは自分の中で納得していた方がいいんだろうなと思う。 私み…
お直しカフェ
今日もまた喫茶店にきた。東京の下町すみだに引っ越した頃から、銀座や浅草が通勤経路の最寄り繁華街になった頃から、会社を辞めて関西にも頻繁に帰るようになった頃から、気づいたらだんだんと喫茶店派になっていた。世の中のレトロ喫茶ブームとリンクするかもしれない。足を踏み入れた瞬間の安心感、つくりがよく手入れされた椅子やテーブル、店と共に生きてきたマスターの無理のない接客、というか応対、おじさんやおじいさんお…
当番ノート 第46期
もう身体中熱いから休ませて。 ねえ聞いてる? なげやりにバックスペース押したり、自信なさげに叩いたりすること多くない?私のこといつからシャットダウンしてないと思う? そう、私も覚えてない。おがげ様で処理速度遅くてさげぽよ。 ねえねえ、1つのメッセージを返すのに100点満点探してて疲れない? あちこちから情報集めて、正しそうなものを並べ、でもどこかしっくりこなくて、エンターキー押すのは億劫で、勇気振…
当番ノート 第46期
こういったエッセイを書くならば、定番のトピックのひとつが異国での経験について書き記すことだろう。今日、海外旅行など何も特別なものではないかもしれないが、おそらく人並み程度には渡航経験はあると思う。 初めての海外旅行は小学校1年生のとき、父の単身赴任先のドイツからスイス、オーストリアへ。6年生のときには、両親がおそらく一生に一度と決めてハネムーンで訪れたはずのフランスへ家族で再訪した。中学校、高校で…
当番ノート 第46期
5回目の投稿です。「トルコで出会った女性たち」シリーズ第5弾です。トルコで出会った印象的な女性たちとそれにまつわる私の記憶を書いています。1回目の投稿「ハティジェ」の冒頭にてこのシリーズの説明を詳しく書いておりますので、一体何について書かれているのか混乱された方はどうぞそちらをご確認ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…