さしあたっての変化。

第1期(2012年2月-3月)

ぶしゅんっぶしゅんっとくしゃみが止まらないのは多分、誰かの噂話のせいではないのだろう。

ちょいと前にはやったインフルエンザもどこ吹く風の健康体、今更風邪を患った訳でもない。

着々と季節が変わろうとしているのだ。

世間も人も忙しない、変化の波はさながら打ち上げられた白球のごとくきれいな放物線を描きな
がら思うよりも早く押し寄せる。

僕はと言えば心も体もまったくもって不用意で、今日がもし何かが変わる開戦前夜だとしたなら
即敗戦、揚げる白旗の準備もままならないあんばいだ。

願わくば平穏無事に日々が過ぎてゆき、ときたまそんな日常にほんの少しのグラデーションを添える
程度のとるにたらない刺激を振り掛ける、そんな具合にこの先の色んな事が用意されていてほしいと
切に願う。
特に今はことさらに。

テンプレートであてはめられてしまうような日々。
鼻で笑いたくなるような平穏。
右へ倣えで皆で同じ幸せを買いに行く。

これでいいのだ。

それこそがいいのだ。

願おうと願うまいと日々は過ぎていく。
願おうと願うまいと人も街も世界も変わっていく。
隣にいたはずの人がここに居ない。それは寂しい、悲しい。
だから右へ倣えで皆で同じ幸せを買いに行こう。
安くて速いのが一番美味い。

そう思うのだ。