当番ノート 第18期
みなさんこんにちは。バンドネオン奏者の早川純です。 フランスに来てから、あっという間に日々が過ぎていきます。 ネット環境もままならない中での執筆第二回目となります。 今回パリに来るにあたって、家は決めておらず とりあえず仮の住まいとして、知人の紹介で とあるピアニストの借りている部屋を使わせてもらい、こちらに来てから急いで家探しなどして、物件を決めて、引っ越しをした! …というのがつい先日の土曜日…
the power sink
こんばんは!意味の無い絵を載せる。最近いつもマイナスの事を言って申し訳ないですが、やわらかそうなものしか描けず、無意味な状況がなかなか描けないです。固いものも描けるようになって、なにかの状況を書けるようになりたいと思っています。 ではよろしくお願いします! まとまりのある縮毛の人がよくわからない像を見ている 突起のバッテンのくぼみを今この瞬間どうしようもなく触りたかったけど、今触るの…
当番ノート 第18期
近年、全国的な問題になっている「野生鳥獣被害」 島根県でも、増えすぎた野生動物が里山に出没し、深刻な農作物被害を引き起こしている。 とはいうものの、農作物を育てたことがない私たちにとって、その深刻さはまるで想像がつかない。 実際、私も島根県に移住するまでは、その深刻さをイマイチ理解していなかった。 都会に住む私たちは「稲刈り体験」「芋掘り体験」と収獲ばかりを楽しみ、農家の仕事のほとんどが「メンテナ…
長期滞在者
ギャラリーの仕事をしている以上、作品を売るのも仕事の一部です。ただし、ギャラリーはモノの売り買いの場である以前に、作家さんにとっては作品発表のための大切な場でもあります。 生きる、という部分では必ずしも必要とされないものを買って頂くには、お客様の心を動かす何かが必要で、そのためにはやっぱり売る側の気持ちが大切です。安易に「これ、いいでしょう」「超、良くないですか?」と自分たちの価値観を押し付けると…
当番ノート 第18期
これから料理はどうなっていくのか…ということに、 とても興味があります。 今まで料理の流れを見ていると、ターニングポイントでは必ず政治的、宗教的、環境的大きな変化があり、連動していることに気付きます。 文化は然るべきように、変化していくのですね。 (個人的に、文化は進歩するというより変容すると捉えています。) 最近、無性に気になったのは「平安時代」のこと。 それ以前の奈良時代のものは、どこか大陸文…
当番ノート 第18期
好きだった人に、 まえに好きだった人に 付き合ってよって言われた わたしがあの人のことを好きだったのはもう2年も前のことだ あのとき、 食事が喉を通らないということを知った ふられて泣いた 一人で散歩したりなんかして 都営荒川線にひとりでふらっと乗り込んだりなんかして そいつに昨日、 付き合ってよって言われた そのとき私ね、 …
当番ノート 第18期
こんにちは。YORIKOと申します。 ご縁あってこのアパートメントで、二ヶ月間滞在させてもらえることになりました。 うれしいなあと思う反面、素敵な文章もかけない私は はてどうやってここから発信していくべきかしら、 とそわそわ考えること数週間。 背伸びをしてもしょうがないので、読んでくれる(かもしれない)誰か(あなた)に向けて、自分のつくっているものを元にお便りをかかせてもらうことにします。 その内…
当番ノート 第18期
ぎゃ、と思って写真を撮っていたら、宗教の勧誘の方に「あなたは絶対大丈夫!」と言ってもらった。 展示が始まる。 自分の絵に裏切られたと感じる展示は初めて。気持ちいい。 信じていたものが壊されることは、とてもこわいことだけど、 もしかしたら一番の快感でもあるかも (撮影:bahha) お財布の整理ついでに、いつも入れている手紙を久しぶりに読んでみた。 6さいのおたんじょうびおめでとう、から始まる文章。…
当番ノート 第18期
はじめまして。 この度、金曜日の当番を担当させていただきます、mariiimagicこと、ナカムラマリです。 「自由に書いていいよ」と言っていただいたので… 私が普段ぼーっと考えてることをゆるーいイラストと一緒に 本当に自由に書いてみます。 みなさんお疲れの金曜日、なーんにも考えずに読んでください。 なんにも考えちゃだめですよ。 だって作者が何も考えてませんので! それでは!いってみましょう! 今…
当番ノート 第18期
初めまして、バンドネオン奏者の早川純という者です。 アルゼンチンタンゴを主に演奏しておりますが、つい数日前からフランスはパリに来ております。 「アルゼンチン」タンゴなのになぜにパリ?というお話はおいおいしていくとして、 こちら、「アパートメント」への執筆は初めてとなります。知人を通じて執筆のご依頼を頂きましたが、初めは何やら不動産関係の勧誘かと思いました。 今回、一回目の記事という事で、自己紹介が…
当番ノート 第18期
私は今、島根県の山の奥、広島との県境に佇む民家で、婚約者と、猫三匹と暮らしながら、イノシシ事業を立ち上げている。 「イノシシ…事業?」と首をかしげたあなたのために、今回の章がある。 日本では、縄文時代以前からイノシシが食べられていたといわれている。 獣肉食が表向き禁忌とされた時代も、山間部などでは「山鯨(やまくじら)」と称して食べられ続けていて、古くから親しまれていた食材だった。 だけど、イノシシ…
長期滞在者
きみが うえに なってる たまごは、 おさらのうえから、 へんなめで じっと にらんでるみたいだし、 きみが したになってるのは、 うつむいて じっと まってるみたいで、 いやなんだもん。(『ジャムつきパンとフランシス』より) この世で一番好きな食べ物はと聞かれたら、私は迷うことなく「たまご」と答える。玉子料理ではなく、たまごである。たまごの存在が目に見え舌にはっきり感じられるもの―たまごかけご飯…