震災から1年経ちニュース等での報道が減ってきている。
もちろん自分自身もマスコミに関わっている事もあり、わかっていた事ではある。
しかしフリーランスとしてはこの1年後からが勝負であり、ここからがフリーの独壇場だとも思っている。
写真は昨年の10月21日に撮影した請戸小学校の教室に残された時計である。
ここは現在も警戒区域となっている福島県浪江町にある。
時計の針は津波が押し寄せてきた時間だと考えられるが、ある意味福島の人々の時間はここから進んでいない気がしてならない。
今回、縁あってこの場所で写真と文章を書かせてもらえる事になり、自分と福島との関係のスタートという意味でこの写真を選んでみた。
今月10日になって私と福島との関わりが始まって1年経つ。
これからも私の視点で福島を撮り、記録していこうと思っている。
コオリヤマ ソウイチロウ