何がハッピーなのか、そうでないのか
人からどう見えているとかどう思われてるとか最近よく考えている。
1977年生まれは就職氷河期世代だ!なんて言われていたけど
そんなルートにはのっていなかったし
フリーランスという肩書の限りなく無職に近い状態で結婚もした。
いろいろ準備や投資は必要でパソコンを買ったり
一応デザイナーなんでカメラも必要だろうという事でNikonD70を買った。
デジタル一眼が手に届く値段で買えるようになったとはいえ
まだまだ収入は不安定でそれなりにきつかった。
仕事と言えば、風俗嬢の個人WEBサイトを作れるようになる為の家庭教師とか
ラーメン屋の一日店長とか、怪しいおじさんの趣味の撮影依頼を受けたりとか
今思えば面白いけど、仕事というには微妙なニュアンスものばかりで
それでも時間だけはあったので都合の合う仕事は何でもしていた。
そうやっているうちに、お客さんも増えて、仕事にも自信が付いてきて責任も大きくなってきた。
何もかも上手くいっていたし、上手くいくと思っていた。
そんなある時ハッピーじゃない瞬間が訪れた。
不思議と周囲からはそうは見えていない現実にも気付かされた。
先日、大きくなった娘が鍵の付いた日記帳をこっそり読ませてくれた。
日記はこう結ばれていた。
「パパのごきげんがななめ せっかくの日よう日なのに」
ちゃんと見てるんだなあと少しホッとしたし、同時にごめんねとも思った。