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2F/当番ノート

私と愉快な仲間達

当番ノート 第34期

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 類は友を呼ぶって良く言いますが。私は本当にそうだと思います。
友人を母に紹介した後に「どこで知り合ったの?」と聞かれると
「友達と呑んでるときに紹介された」
「よく行く喫茶店で紹介された、今は飲み仲間」
「墨田の○○さんのイベントで知り合った人」等々・・・
よく行く喫茶店や飲み屋で知り合った人が多いんです、知り合い方が学生の頃とはかなり異なり、正に意気投合して仲良くなる事が多いのです。だから、類は友を呼んでその気の合う濃さは増しているのかな?と思っています。

 そんな類友な仲間達と、私は良く“家飲み”をします。ホームパーティーという小洒落たものではなく、完全に「家でみんなで呑んでるから、ご飯食べに来れば?」と言う感じです。子供がいる人は連れて来る事もあるし、他の人の家ご飯にお邪魔することもあります。知り合いの開催する地域のイベントやお店のイベントも子連れ可能な物が多いです。
 こんな“家ご飯”や“地域のイベント”に連れられてくる「子供」は基本的に、悪さをしたら見つけた人が注意しますし、参加している大人は隣に子供がいたらご飯の補助をします、遊び相手にもなります。その場で出会った子供同士は、名前が判らなくても仲良くなります。基本は親が見ますが、子供が手を離れて遊んでいても、周りの大人の誰かが見ている状態ができあがっています。誰が言うわけでもなく、親がお願いするわけでもなく(もちろん親は帰り際、周りに感謝のお礼はします)この空間が出来上がっていることが多いです。もちろん、子供の相手は顔見知りだったり、その人の友人だったりと素性は危なくない人達ですし、親は時と場所をちゃんと踏まえて放っているはずです。

 類は友を呼んでいると、輪も広がります「みんなで作ろう友達の~輪!!」って昔、お昼の番組で言われていましたが、私の周りの生活は本当にそれを実感できます。
 数年前、飲み仲間の紹介でそれまで、会ったこともないフィンランド女子を三ヶ月家に泊めました。その子との出会いは私や墨田の仲間にとって濃密で楽しいものとなり、彼女の持つ繋がりで、私達の輪も今までとは違う方向へと、新しく広がっていきました。
 そして、そんな彼女の楽しい東京生活を見ていた別の知人が、彼女が帰ってすぐに今度は台湾女子の滞在を我が家に提案してきました。傍から見ていて私に預けたら「楽しそうな日本滞在が出来るカモ」なんて思ったらしく、凄い抜擢をしてくれました。とても嬉しい評価な反面、大した事を全くしていないのに、期待されている不安も結構ありました。しかし、不安は幸いにもハズレその子も数ヶ月間、我が家に滞在し。彼女の新しい輪を広げ、私達にも輪を繋げてくれ、本当に楽しい時間を過ごせました。
 私は彼女達を滞在さていた時も、週末出勤の通常業務をこなしていました。なので、彼女達が来た初日からほぼ放置した状態でした。とは言え、彼女達は墨田(東京)初心者なので、取り敢えず、良く行く喫茶店を紹介し
「困ったり、迷子になったり、最高にヒマだったらここにおいで」とだけ伝えていました。
そしたら、喫茶店のマスターや共通の知り合いの常連組(愉快な仲間)が、彼女達に面白そうな事や人をどんどん紹介し、繋げてくれていました。気付けば彼女達は私の知らない地域の人と知り合い、どんどん自分で輪を拡げていっていました。

 これって、子供達への対応に似てませんか?「まどかの家の娘だよね?あの人知ってる?あそこ行ってみた?アレやったことある?今度あれ一緒に行こう!!」と言った感じだと思うのです。
類は友を呼び、皆で広げよう友達の輪!!
 この適度に密で・適度にお節介で・居心地の良い愉快な仲間のおかげで、うちの娘達の日本滞在の充実した物となったと思います。正に地域で子育てしてもらっていました。愉快な仲間達には感謝です。これからもよろしくお願い致します。
 
 今までのどれよりも統一感の出ない文になってる気がします…すいません、イベントの用意やらで中々集中してかけませんでした(言い訳です)。
 次回は
自称“元プロの保育児”な私の感覚
を書かせて頂きます♪

注※愉快な仲間達には筆者より年齢が上の方も、下の方もいっぱいいます。態度の大きな私ですが、今回は敬意を持ってあえて仲間と書かせていただきました♪

*百花園イベント情報*
9月17日から“萩まつり”が始まります、百花園の萩のトンネルは可愛く幻想的ですので、お時間有りましたら是非おいで下さい。終末は来園者の方が増えますので、平日動ける方は平日がお勧めです。終末は萩を見るより人を見る事になるかもしれません・・・
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2016/06/21q6r100.htm

10月3・4・5日は“月見の会”夜20時30分まで開園して、中秋の名月を味わえます。茶亭さはら ではビール・焼き鳥等の軽食も販売いたします。お時間有りましたこちらもぜひお勧めです。
http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/info032.html

まどか

まどか

東東京にある、よく言う下町在住です。生まれも育ちも墨田区東向島。二十歳から実家を出て
大田区→スイス→白金
と移動して二八歳くらいから墨田に戻ってきました。今は家業のお土産物屋をしながら、墨田の飲み仲間とゆるゆるとでも濃密に地域の事やら、子育ての事やら(私は子無し)数ある土地で墨田区を選んでくれた人達が少しでも楽しく生活できれば良いかなぁ~と思いながら動いています。

Reviewed by
猫田 耳子

名前さえ知っていれば、いやむしろ名前すら知らなくても一緒に時間を過ごせればもう友だち。
子どもの頃の曖昧なのに強固な関係の結びつき方を、いつしか忘れてしまっています。
それを折りにふれ思い出すことができるのが、墨田区の魔法のひとつ。

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