「樋口さんは最初とっつきにくい人だと思いました。」
会社の女性スタッフに最近言われた言葉です。
僕は多くの方にとってとっつきやすいタイプ(自称)だと思います。
そんな僕がなぜそんな事を言われなきゃならないのか。
それは僕のせいなのです。
わざと話しかけたり目を合わせないようにしているのです。
なぜそんな事をするのか・・・
それは、僕がセクハラと思われるのを恐れている臆病者だからなのです。
スズメの心臓にも匹敵する精神力の弱さなのです。
この投稿では僕が培ったセクハラのボーダーラインを超えないための方法の提案を述べたいと思います。
今のところは僕はセクハラで訴えられてはいません。
それは僕がたゆまぬ努力をしているからこそなのです。
まず、この大きな壁に立ち向かうために、セクハラの正体を暴きます。
僕の持つセクハラバイアスが形成されたきっかけともなる学生時代に女性の友人との何気ない会話の一言。
これが全てを語っているのでご紹介いたします。
「同じ事されてもセクハラかどうかは人によるよね〜。」
人による。。
人による・・・・?
人による!!
同じようにお尻を触れても、やめてよー♡キャッキャな場合と、てめー殺すぞの場合と、バリエーションがあるのは、相手が誰か、どういう関係の人か、で決定されるという事なのです。
セクハラは行為ではなく、人なのです。
セクハラかどうかは相手が決める事なのです。
僕にセクハラかどうかを決める権利は無いし、ボーダーラインすらも霧の中です。
そんなに気にする必要ない、的なご意見も頂戴しますが、10,000分の1の確率、万が一を犯してしまう訳にはいかないのです。
北緯38度線を越えて「知りませんでした」は通用しないのです。
過去の実例では、「今日はいつもと服装違うね!」と声をかけただけ、はたまた、体が臭い、とかでもセクハラとされたという事なのです。
僕も30代を半分も過ぎて臭いかといえば臭いわけです。
歩いているだけでセクハラというナイフで背中を刺される可能性があるのです。
さて、このように、個体差だけでなく年齢や季節によっても変化しそうな難解なボーダーライン。
ボーダーラインを越えない、近づかない、そんな僕のおすすめの方法をまとめてみました。
作戦1:接触回避
セクハラと訴えられないための究極の選択肢は人と接触しない、です。
相手が決める事であるならば相手が居なきゃいいのです。
作戦2:間合い確保
とはいえ、会社・組織にいれば人との接触は避けられません。
そこで次の作戦として使うのが格闘技や舞踊などで使われる「間合い」。
つまり相手と自分の距離です。
このくらいかな?と思う距離から半歩後ろに下がるのです。
そうすると、こいつパーソナルスペース広いな、と思われ、
とてもセクハラしてくるとは思われないでしょう。
作戦3:無関心宣言
とはいえ、不自然に距離を置かれるのも今後のコミュニケーションが不安です。
近づきながらも、無関心を態度で示すのです。
たまたま同席した打合せで2人きりにされた時、興味無い事を示すのです。
例)「この机まじやばいっすね〜。角も丸くて何よりツヤ!最高!」
という感じ女性に興味無い宣言をするのです。床やイスを褒めていいです。
作戦4:別の意味でヤバイやつアピール
とはいえ、あまりに相手に興味が無いと思われるのも
今後のコミュニケーションが不安です。
なので、ちょっとヤバイだけで仕事はちゃんとやるアピール作戦も有効です。
おすすめは中2病アピールです。中2病とセクハラは一線を画するためです。
例)「封印されし魔王の力が、おれにプレゼンの力を与えてくれる・・・」
などと、日頃からPCを睨みながら独り言を言うなどの努力が必要です。
作戦5:視線誘導(ミスディレクション)
とはいえ、ヤバいやつと思われるのも
今後のコミュニケーションが不安です。
言わずと知れた「黒子のバスケ」主人公が使う能力、
視線誘導(ミスディレクション)がおすすめです。
ミスディレクションにより相手の注意力を別のものに向けます。
それにより自分の影を薄くして、あれ?そういえばあの場にいたっけ?
という錯覚をおこさせる作戦です。
主に集団で居る時に有効です。
習得までに特殊なトレーニングが必要なのが難易度高めなので、
下を向いて黙っているか、盛り上がっている時にどっちずかずに愛想笑いしておくのもおすすめです。
作戦6:それでも俺はやってない
とはいえ、影が薄いと思われるのもちょっと悲しいです。
これは能動的なボーダーライン調査の作戦です。
どの作戦よりも積極性の高いものです。
大事なのは他人事として聞くことです。
例えば自分が臭い場合、
例)「部長のあの臭いってセクハラだよね。どう思う?」
という、自分の事は置いておいて、相手の気持ちを聞き出すのです。
僕の100ある作戦のうち、誰にでも応用できそうな6つを紹介しました。
これらの作戦はそのまま使うのでなく、自分流に置き換えれればうまくいく作戦です。
相手によって使い分け、小出しにすれば、段々とボーダーラインまでの距離感を掴めると思います。
むしろおれはスリルを味わいたいんだ!という方は、それぞれ逆の事をやればラインギリギリを責めたり、越えたりできると思います。
距離を掴めばその後のコミュニケーションは円滑です。
僕が言いたいのは、入口を間違わない方が良い、ということです。
これを読んでくれた皆様が良い人間関係が築けますように!