入居者名・記事名・タグで
検索できます。

2F/当番ノート

春の自己紹介

当番ノート 第32期

僕の今まで培ってきた知識を文字に起こせば世の中のためになる!
だから文字に起こして披露したいんだ!

そんなプレゼンをアパートメント編集長の鈴木さんに話した記憶があるのですが、後から考えますと世の中にどれほどの役に立つ知識が自分にあるのだろうか?と、なんであんなこと言ったのか不安になってきて、何を書いていいか分からなくなってしまいました。

その後、5周くらい考えた結果、もっと何を書いていいのか分からなくなってしまいました。

仕方が無いので形から入ることにしました。
色々なブロガーの方の記事を拝見した結果、自分が興味があるまたは好きな事、をテーマにするのが良いと多く記事に書かれていました。

そこで、一体自分は何に興味があるのかを知るためにこの場を借りて掘り下げる事にしました。

アメトーークだったら、自分は何芸人で出演できるのだろうか。
そんな事を整理すれば自己紹介も兼ねられて良いのではないかと、2006年からテレビ朝日で放送されているアメトーークのアーカイブを全部見て出られそうな企画を抜粋してみました。

【自分が出られそうな企画】

・お酒飲めない芸人
・ジョジョの奇妙な芸人
・ついつい食べ過ぎちゃう芸人
・波風立たせたくない芸人
・自分大好き芸人
・腰痛い芸人
・北斗の拳芸人
・先輩に可愛がってもらえない芸人
・ケータイないと不安芸人
・ガンダム芸人
・メガネ芸人

さらにこれに出演したら自分は何を語るかを実際に呼ばれたらどうするかと考えてみました。

【出演したら何を話すか】
◎お酒飲めない芸人の場合
 ・お酒を飲んだ姿を見せなさ過ぎて逆に飲めると思われている。
 ・飲める限界は実際は分からないがすぐそこにある事までは分かっている。
 ・ウーロン茶にストローを差さない居酒屋はわかってる、という酒飲めない人あるあるにうなずきたい。

◎腰痛い芸人
 ・冬は特に注意。
 ・周りの人が重いものを持たせてくれなくてなんとなく大切にされている感を味わえる。
 ・医者から腰に一番悪いのは太る事と言われ、ついつい食べ過ぎちゃう芸人との相性は最悪。

◎波風立たせたくない芸人
 ・できればそよ風で居たい。
 ・波風立たせている人を見ると震え上がる。
 ・嫌われる勇気、みたいな本が流行るのを恐れている。

やってみると、意外に客観的に自分を考えるきっかけになりました。
(もっと出演できると思ったのですが!)
もし自分の掘り下げ方が分からない方がいらっしゃいましたらアメトーークのアーカイブを見るとヒントが見つかるかもしれません。

ただし、失敗したなと思ったのは、僕はこれによって目が悪い事やお酒が飲めないなど弱点の披露する事になってしまいました。
そんな僕ですが、自慢できる事は仕事が好きな事と可愛くて優しい妻がいる事です。

本寄稿にあたりまして、等身大で書けばいいんですよ、という編集長鈴木さんの言葉が心の支えとなりました。
このような機会を頂けて本当にありがとうございます。

改めまして、アパートメントの月曜日を2ヶ月間担当します。短い間ですが、ご笑覧頂ければと思います。
ちなみに、職業は芸人ではありません。。。

kotaro higuchi

kotaro higuchi

株式会社WAT ディレクター/BKD餃子部所属。
東京・神奈川で8つの飲食店やレンタルスペースの運営や企画をしています。

Reviewed by
井口隆之

モンテーニュは言った
「Que sçay-je?(私は何を知っているのか?)」

所謂知識という意味合いはさることながら、世の中にある事象の正誤善悪は勿論のこと、人間は自分自身の事すら「知っている」と言えることが、果たしてどれだけあるのだろうか?

自分で自覚しているつもりの「自分」と他人から見た「自分」が一致しない事など多々あるし、
一体自分は何に興味があるのか?
或いは、自分自身が「どうしたい」「どうありたい」がわからない時、人も珍しくない

そもそも、映画「マトリックス」の様に、現実だと思い込んでいるこの世界が実は仮想空間かもしれないし、自分自身なんて存在は実在せず、実はプログラムでしかないかもしれない

「知る」も「知らぬ」も何も、その対象である自分自身が本当に存在しているのかどうかすらわかりはしないし、それを他人に証明する事もできないのだ


しかし、デカルトは言った
「Cogito ergo sum(我、思う故に我あり)」

「自分自身が何に興味があるのかわからない」と考えている自分自身は確かに(自分の中では)存在しているし、そう考えるその時点で既に自身に「興味」を抱いているということになる

つまりは自己を認識する事により、己自身や己の興味の存在を確立することができるのだ




・・・と、いうわけで不安にかられた時、自分を見失った時、自らを深める時にはアメトーークのアーカイブを漁りましょう

きっと改めて貴方のアイデンティティが見つかるはず・・・

ちなみに私は「テキトーな事をもっともらしく語り、知的に見せかける芸人」的企画があれば是非呼んでいただきたいです

そもそも、「可愛くて優しい妻」がいれば、他の大抵のことは最早どうでもいいんですよ・・・くそぅ(ただのひがみ)

トップへ戻る トップへ戻る トップへ戻る