入居者名・記事名・タグで
検索できます。

2F/当番ノート

卍第四章 大切な仲間について卍

当番ノート 第33期

[第四話 大切な仲間について]

突然ですが、皆さんに[仲間]っていますか?

私にはいます。

沢山いる中のひとつが「WHiTEBEACH」の皆だと思っています。

そう、私が所属していたアイドルグループのことです。

そもそも私がWHiTEBEACHをクビになったのは、端的に表現すれば、「素行不良」でした。

一生懸命だったのは間違いないのですが、自分のことばっかりで、メンバーやスタッフさん、ファンの皆さんのことを全く思いやれなかったのです。

だからプロデューサーであるKOUSAKUさんにもいっつも怒られていました。

「どうして、HINAは自分のことしか考えられないんだ」と。

私はその言葉の意味を全く理解できず、「自分のことを考えられない方がダメじゃん」と思っていました。(本当にこの時の自分殴りたい涙)

自分のその考えも決して間違えではないのです。ある意味ひとつの大事な考えです。

本当に心からそう思うなら、ソロで活動すればいい。誰にも迷惑をかけず、一人で全部何もかもやればいい。

でも、そうじゃなくて、プロデューサー、スタッフさん、メンバー、ファンの皆さん、たくさんの人にお世話になっているのに、「自分のことしか考えない」「自分さえ良ければそれでいい」「誰よりも目立ちたい、売れたい」「成功したのは自分の努力のお蔭」・・・。

今思えば、あのころの自分本当に死ねばいいのに・・・何様なんだよお前って感じですね(苦笑)

グループを脱退して、一人の社会人になった今、自分がどれだけ沢山の人に守られてきたかを知りました。自分が何もしなくたって、営業をかけなくたって、KOUSAKUさんやスタッフさんがイベントをとってきてくれる・・・。社会人になったら、自分で仕事をとってこなくちゃいけない、営業をかけなきゃいけない・・・。

きっと自分の知らないところでKOUSAKUさんやスタッフさんが頭を下げてくれたり、必死で頑張ってくれていたことが今ならひしひしと分かります。

メンバーのこともそう。なんで、もっとみんなの気持ちを思いやって、考えてあげれなかったんだろうと・・・とても後悔しています。

本当にごめんなさい。

でも謝ったところで、自分の失敗や迷惑をかけたことが無くなるわけじゃないのです。

メンバーが1人抜けるって、どんな理由であれど、とっても大変なことだから。

ダンスのポジション、振り付け、歌詞の振り分け、ホームページ、ざっと書いてみましたが、沢山のことを変更をしなくちゃならないので、本当に大変です。

だから、自分が今の仕事を頑張って、皆に恩返しをしていくこと。

それが今ができる1番の自分の恩返しじゃないかと思っています。

グループを辞めてから、皆と再会したのは、5月のゴールデンウィークのことです。

その時はWHiTEBEACHがtokyocandolというフランスで行われるジャパンエキスポの出場権を争う大会に参加していました。

私も応援しにいきましたが、準決勝でWHiTEBEACHは敗戦してしまいました。

その時のメンバーのことを忘れられません。

周りに私やスタッフさん達がいるからか、悔しさをひた隠しにして、皆、顔で振る舞ってました。でも私にはひしひしとオーラで伝わってきました。

ああ、みんなめっちゃ悔しいんだな、と。

アイドルというのは、常に戦いの場にいます。常に勝つか負けるかの世界。

勝つ自信なんてどこにもなくても、戦い続けなければいけない職業なのです。

社会人になると、アイドル時代に比べて、そういう場にいることはかなり少なくなります。

挑戦しなくたっていい、戦いたくなければやらなきゃいい。

自分で選んでその職業なんでしょといわれたら、元も子もないですが、でも、やっぱりその姿勢で居続けるアイドルってすげーな!かっけーな!って思います。大好きです。

WHiTEBEACHは昔一緒に頑張っていた仲間であり、今では私のアイドルなのです。

皆、頑張れ~~~~!と今大きい声で叫びたい気持ちでいっぱいです。(近所迷惑w)

私もふと、もう頑張らなくてもいいかなー怠けちゃおうかなーと思うときがあります。

でも、そんなときメンバーの顔がふとよぎります。

いやいや、ここで頑張らなかったらダメでしょ!皆に顔見せられないでしょ、私も頑張らなきゃ!と力を振り絞ることが出来ます。

そういう気持ちにしてくれる、元気を与えてくれる、アイドルって存在はやっぱり最高です!!!

そして最後に宣伝です。現在whitebeach、国民的アニメソングカバー大会にエントリーしており、現在ウェブ予選中です。

皆さんの投票により、次の審査に進むことが出来ます。

皆様是非、投票にご協力よろしくお願いします。(投票は7月2日までです))

愛踊祭2017についてはこちら
→https://idolmatsuri.jp/

Whitebeachについてはこちら
→http://white-beach.jp/

19274771_816157811882933_5451522297871817816_n

これからもずっとずっと私はTEAM WHiTEBEACHです(^ω^)

では、また水曜日にお会いしましょう、ごきげんよう~(^ω^)

前田 比奈

前田 比奈

北限の海女に憧れて、地元千葉県から岩手県久慈市に移住してきました。海女さん2年生/岩手県久慈市地域おこし協力隊/アイドルグループWHiTEBEACH元メンバー/海女と海とおしゃれとブログが大好きです。

Reviewed by
喜屋武 悠生

「突然ですが、皆さんに『仲間』っていますか?」

そう問われて、頭に浮かんだのは、大学時代に2年間生活をともにしたシェアハウスの仲間たちだった。
大学の近くの古びた雑居ビルの3・4階で4人で暮らしていたのが、いつの間にか居候がどんどん増え、気が付けば10人になっていた。
あるとき、水道代が2倍になって、大家への言い訳に四苦八苦したのも、今となってはいい思い出だ。
壁には『毎日が修学旅行』なんて貼ってあってさ。たのしかったなあ。

ひなちゃんのように、勝負の日々をともにした戦友とは、ちょっと違うかもしれないけど、
まだ何者でもなかった青春時代に、なんでもないことで夜通し語り合ったあの時間は、
僕の中に今でもしっかりと息づいている。

みんなで会う機会はだいぶ少なくなったけど、ちょっと美化したあの頃の思い出に支えられ、今日もまたがんばれるのだ。

トップへ戻る トップへ戻る トップへ戻る