手紙「コンプレックスさんへ」
ごめんね、こんなこと言うのもあれなんだけど、こんにちはしたくないな、あなたには。
ごめんね、私まだ、あなたのことを受け入れることができないの。
ごめんね、あなたのことを恨んでいるの。
本当にごめんなさい。
嫌いで、憎くて、けど、あなたのことをそう思っててもいいと思うの。
誰にだって好きや嫌いはある、その「嫌い」の中の1つにあなたがいるの。
それにあなたには非はないの。
生まれたときからただただ存在しただけなの。
誰かに言えたらちょっとは楽になるんだけどな、まだ言えなくてさ。
だからあなたに直接ぶつけさせてほしい、本当に嫌い。
ごめんね、嫌い、ごめんね、嫌い、ごめんね。
わたしは最近ね、自分のことが好きになってきたの。
醜いところも含めてまるっと全部わたし。
だから、あなたのこともまるっと含めて好きになりたいのね。
でもまだそこまで行けていないの、あっ、だけど、
あなたのことも含めてまるっとわたし、までは思えるようになってきたよ。
あなたのことを愛おしいと思える日は来るかどうかわからないけど、
あなたのことをひたむきに隠し続けるけど、
それでもどうか、一緒にわたしと生きてください。
これからもよろしくね。
今日も生きるよ、ハヤシミユウより。