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2F/当番ノート

手紙「でこぼこさんへ。」

当番ノート 第44期

手紙「でこぼこさんへ。」

でこぼこさん、こんにちは。

社会にはたくさんのでこぼこさんがいるよね。
得意なこと苦手なこと、できることできないこと。
視力がいい人、よくない人。
男性を好きな人、女性を好きな人。

わたしは、どんなでこぼこさんも、
みんなでまるっと愛でられたら、と思うんよね。

でこぼこさんたちがいることによって、
人はいろいろと悩んでいたりする。許せなかったりする。

わたしもでこぼこさんたちをまるっと愛でられないときがあるし
まるっと愛でるってそう簡単なことではないと思うのね。
ほかの人のでこぼこさんは愛でられるのに、
自分のでこぼこさんは許せない、とかとか。

けど、わたしはあなたたちでこぼこさんたちを
まるっと愛でられる社会になればいいなと本気で思っています。
だって、みんなにでこぼこさんがいるんやもん。

わたしはアクセサリーを作っているけど、
あえて左右非対称でアンバランスなものを作ったりするのね。
それも「みんなアンバランスで、そんなところも大切にしたい」
っていうのをコンセプトにしているのね。

だから人にいるでこぼこさんも、アクセサリーで表現しているでこぼこさんも
みんなにまるっと愛でられる存在であるといいなあ。

そんな社会を目指す前に、まずは自分のでこぼこさんを
まるっと愛でられるようになってみよっと。

でこぼこさんもあまり無理しないように、毎日を過ごしてね。

今日も生きるよ、ハヤシミユウより。

ハヤシ ミユウ

ハヤシ ミユウ

うつ病ハンドメイドの人。うつ病と不安障害の療養をしながら、気持ちの居場所としてアクセサリーを作り販売しております。なんとかゆるく生きる選択をしています。私の人生はわたしのもの。よろしくお願いします。♡

Reviewed by
つかにし ゆうた

やすりを使わない社会の愛しかた。ハヤシさんの4通目の手紙です。
家に帰ったらもう一回読んでみます。ぬるいお茶でも飲みながら。

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