手紙「でこぼこさんへ。」
でこぼこさん、こんにちは。
社会にはたくさんのでこぼこさんがいるよね。
得意なこと苦手なこと、できることできないこと。
視力がいい人、よくない人。
男性を好きな人、女性を好きな人。
わたしは、どんなでこぼこさんも、
みんなでまるっと愛でられたら、と思うんよね。
でこぼこさんたちがいることによって、
人はいろいろと悩んでいたりする。許せなかったりする。
わたしもでこぼこさんたちをまるっと愛でられないときがあるし
まるっと愛でるってそう簡単なことではないと思うのね。
ほかの人のでこぼこさんは愛でられるのに、
自分のでこぼこさんは許せない、とかとか。
けど、わたしはあなたたちでこぼこさんたちを
まるっと愛でられる社会になればいいなと本気で思っています。
だって、みんなにでこぼこさんがいるんやもん。
わたしはアクセサリーを作っているけど、
あえて左右非対称でアンバランスなものを作ったりするのね。
それも「みんなアンバランスで、そんなところも大切にしたい」
っていうのをコンセプトにしているのね。
だから人にいるでこぼこさんも、アクセサリーで表現しているでこぼこさんも
みんなにまるっと愛でられる存在であるといいなあ。
そんな社会を目指す前に、まずは自分のでこぼこさんを
まるっと愛でられるようになってみよっと。
でこぼこさんもあまり無理しないように、毎日を過ごしてね。
今日も生きるよ、ハヤシミユウより。