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2F/当番ノート

06 メモ書き

当番ノート 第55期

 

駅中にあるフレッシュフルーツを使ったミックスジュースは特別で、それを自分が飲みたい時に飲めるようになった時、大人になったんだなって思った。

 

 

 

 

髪色を明るくしてから、街で色んな人に声をかけられるようになったけれど、髪色変えたくらいで生まれた関係はやっぱり大したことなかった。

 

 


夜中の空いている電車でやること。目をつぶり、体の力をできるだけぬいて、浮き輪に乗り水の上で浮いてることを想像する。イヤホンから音を爆音でながし現実の音を遮断する。大きな流れるプールに乗ってどこまでも運ばれて行ってる感覚になる。心地よくって大抵寝過ごしてしまうから注意。

 

 

 

 

小学校の時に買ってもらって嬉しかった、テカテカしていて初代プリキュアみたいな黒にピンクのラインの入った靴を履いたおばあちゃん。誰かに買ってもらったのだろうか。それとも自分で買ったのだろうか。あの靴にはときめきがあるよね。

 

 

 

 

人の手の温もりに包まれて眠ることができる小鳥が羨ましい。

 

 

 

 

誰かを好きになった時、もっと時が続けばと願う。その時だけだ、長生きしたいなんて思うのは。

 

 

 

 

 

言葉が不器用な人でも同じだけ想いがあって、だから言葉なしでも手を繋いだぬくもりとかでわかり合いたい。

言葉よりももっと多くの気持ちがここにある。言葉は強くない。言葉は弱い。どうしても出る時には過去になるし、全てを伝えきることはできないから。

言葉を大切にしたいけど、言葉にできないことも、愛したい。

 

 

 

 

オーディションのときにいたあの子達が舞台に立っているっているのを、観客として見た日。

 

 

 

 

暇なバイト先。

「誰もこないねー」と言ったら

「みんなゾンビになってんじゃない?」

といって窓を眺めた友達。

 

 

 

 

あたしが天国にいって、幽霊になってこの地球に久しぶりに戻ってきたとしたら、きっと16時半のチャイムを聞いた時に思わず泣いちゃう気がする。

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