当番ノート 第22期
去年の夏、うちのアトリエにある坪庭でイラガの幼虫(毛虫)が大量発生しました。今年もやつらはそこにいます。今年もこの季節がやってきましたね。 第5回となる本日は、絵のモチーフに多い星とプラネタリウムのイベントについて。 前回でも書かせていただいたとおり、個人的に描く絵、repairで描く絵もまずストーリーを考えてから絵を描き始めます。自分の中でストーリーを持ち、頭の中の辻褄を整えてから描かないと、や…
当番ノート 第22期
今から考えれば、僕にとって、それは偶然ではなく、必然としか思えない、出会いでした。 荒川修作 彼に出会わなければ、僕はこんな生き方を選ばず、人間らしく生きていたでしょう。 荒川さんに出会ったことで、僕の生きかた、世界に対する考え方は、根源的に変わってしまいました。 荒川さんは世界的な芸術家であり、建築家です。 大学の恩師が「有名な建築家の安藤忠雄だって、荒川修作には、逆立ちしたって、かなわない」と…
当番ノート 第22期
東北から台風直下の九州へ帰ってきました。 外がゴオゴオ、ガタガタとなる音を聞きながら、今日は記事を書いています。 神社での居候の話は、来週ちょうど高千穂の神社にてお篭もりをするので、その際にお話しようかと思います。 そのあたりから、作品への感情や考えの話も一緒に。 今回、東北では山形、福島、宮城とまわっていました。 震災の被害のあった場所もみながら、塩竈に立ち寄り、お寿司屋の若旦那を紹介いただき、…
当番ノート 第22期
Claude Monet 《Saint Lazare》, 1877. (修道院を改装したパリの科学技術博物館。交通手段の棟。) Voyage:旅。距離のある場所への移動。男性名詞。 Louis Antoine de Bougainville(ルイ・アントワーヌ・ドゥ・ブーガンヴィル)は、18世紀フランスの探検家。 1766年、学者達を連れて、世界一周の旅に出る。 マリーアントワネットが”Japon…
当番ノート 第22期
ある日わたしは一週間のロシア旅行を終えてトーキョーに戻ってくる。トーキョーはロシアのモスクワから飛行機でだいたい10時間、愛媛の伊予三島から高速バスでだいたい10時間の距離にあります。愛媛とトーキョーをつなぐバスの10時間以上をわたしはほとんど眠ってすごすのだけれど、モスクワからの10時間についてはぼんやり窓の外を見てすごしました。空のきれいなグラデーションを見た。飛行機がぐんぐん夜明けに飲み込…
当番ノート 第22期
バラが100本送られてきたけれど、その人が別の人に101本贈っているのを知っているので素直に喜ぶことが出来ない。 というのはフィクションであり、今のところバラが100本送られるようなロマンチックな人生ではないようだ。 兎角、私の喜びは私の経験上でのみ完結するものではなくなってしまった。初めて得た一等賞であってもみんな仲良く一等賞と知ったなら、勿論そんなものに意味は無い。金色のメダルが欲しいのではな…
当番ノート 第22期
#4 音とイメージ(1) 眠れないときは羊を数えなさい、と言われる。子供の頃は頑張って数えたが、飽きて目が冴えるばかりで効果があったような気はしない。羊を数える習慣が元はイギリスから来たもので、羊のフワフワしたイメージやのどかな光景、繰り返しによる催眠効果の他に、英語ならではの仕掛けがあると知ったのは大人になってからのことだった。sleepとsheepはよく似た発音のため、one sheep, t…
当番ノート 第22期
夏も終わりに近づき、夜も少し涼しくなりましたね。皆様、元気にお過ごしでしょうか? 僕はというと、ここ数日食中毒で寝込んでしまいました。いや〜、えらい目にあいました。 第4回となる本日は僕のもう一つの活動である、絵と音と言葉のユニット「repair」についてご紹介させていただけたらと思います。 「repair」は先に言った通り、「絵」と「音」と「言葉」を使った「芸術活動」を目的としたユニットです。メ…
当番ノート 第22期
「何をやってもうまくいかない時は、神様がくれた長いお休みだと思う。」 昔ヒットした「ロングバケーション」というドラマに、こんなセリフがありました。 早稲田を中退し、フリーターをしながら漫画家を目指していたころの僕は、まさにロングバケーション真っ只中で、何をやってもうまくいかず、どうしようもない日々を過ごしていました。 エロビデオ屋のバイトをしながら、妖怪がでてくる漫画を描いていました。 講談社のち…
当番ノート 第22期
こんばんは。 杉田廣貴です。 今回は、前回の続きではなく、今出張先である東北にて出会った1人の職人との学びを紹介します。 今、私が主宰する言葉ギフト.comの個人的な宣伝やトークセミナーのため東北にいます。将来的に、こちらでも言葉ギフト展をおこなうつもりでもあります。 震災があったから、東北の方を元気づけようとか、そういった気持ちではなくて。 ただただご縁があって、そのご縁を大切にしていたいから、…
当番ノート 第22期
Vin:ワイン。男性名詞。 バッカスに祝福された飲み物。 フランスのワインは、多くの銘柄および畑が男性名詞。ぶどうの品種も、また然り。女性名詞のロマネ・コンティやラ・ターシュなどは珍しい部類です。 それでも、人々は、ワインを女性に例えることが多い。ロマネ・コンティの初代醸造長、ノブレ氏は、ワインは女性そのものだと言っていた。 「愛情の注ぎ方、愛情の量によって育ち方に違いが出る。非常に繊細で多彩な性…
当番ノート 第22期
トーキョーにはミンミンゼミがふつうにいるので最初の夏はわりと驚いた。それまで住んだことのある土地はアブラゼミとクマゼミばっかりで、ミンミンゼミがいるとすれば山奥の涼しいところ、そうでなければミンミンゼミの声なんてテレビのなかの「夏の演出」にきくばかりだったから。だからトーキョーに夏が来ると、ミンミンゼミをきくと、フィクションにいるような気持ちになります。 都会の夏についてのフィクションなら前に…