当番ノート 第22期
500点以上作品が展示されていたはずなのに、1200万円の値札がついた三角形のことしか覚えていない。 LondonにあるRoyal Academy of Artsで開催されているSummer Exhibitionでは、12000作品の応募の中から選ばれた500作品が展示されている。そういう展覧会には、日本にいる時から久しく足を運んでいなかった。 知り尽くした現実と永久に未知の真実、理解不能な評価と…
当番ノート 第22期
#3 不滅のイメージ(後) 不滅のイメージは聖と俗のせめぎ合いだ。 死のもたらす距離は故人を誰彼構わず尊い存在にしてしまい、美化を押し進めていく。遠く遠く、向こう側からもこちら側からも力が届かない土地へ行ってしまい、そうしてあらゆる力が無効になって初めてこちら側が一方的に結ぶことができる協定がある。もはやペンも剣も持たず、脅威を失った存在は無条件に理想化されていく。 ところで一方では俗へと引き込も…
当番ノート 第22期
一週間って24時間しかないんじゃないかと錯覚するぐらい、時間が経つのが年々早く感じてきた今日この頃です。 3回目の本日は、僕の作品にはかかせない印刷について。 仕事で絵を描く場合、大抵は大量生産が前提にあります。デジタルの場合、スキャニングの手間が省けたり、修正も比較的しやすいので、仕事とするにはアナログに比べて有利な面があるかなと思うのですが、1点ものの「芸術作品」という観点からすると、やはり一…
当番ノート 第22期
1999年の春、 三浪二仮面浪人して、23歳で早稲田大学に入った目的は二つありました。 面白い人にあうことと、 夢を見つけることです。 僕は昔から漫画家になりたいと漠然と思っていたので、 漫画サークルに入ることにしました。 早稲田はとにかくサークル数が多く、1000以上あると言われているのですが、漫画サークルだけでも6つありました。 その中でも弘兼憲史や、やくみつるが出身で、有名な漫画研究会の新歓…
当番ノート 第22期
2回目のコラムです。 杉田は、元気です(^^) 先週、用事があって、宮崎県の高千穂に行ってました。 日本の心や文化を学びたく、 長崎の神社に居候していた経緯があります。 それで神社・仏閣は私の大切な場所なんですが、 今月末、高千穂のとある神社の神域で、1晩だけお篭もりすることになりました。 8年ぶりではありますが、1人だけは初めて。 1人、無言で書を書き続けるか、何をするか、今は検討中。 そこで味…
当番ノート 第22期
Fleur:花。女性名詞。語源はラテン語のflos。「最上の部分、最も良い部分」を指す言葉です。 しかし「最上の状態」は永遠ではない。つぼみがほころび、花開き、うなだれ、朽ちていく。 人々は洋の東西を問わず、花の最上の姿を留めようとしてきたようだ。 福田平八郎、初期の作品。「牡丹」1924。 普段のモダンにグラフィカルな福田のイメージとはほど遠い、京都で妖しげな日本画が流行していた頃の作品。 宋・…
当番ノート 第22期
トーキョーではずっと一人暮らしをしてるので、トーキョーのわたしはずっとひとりです。それまではずっと姉と同室だった。長いあいだ、二段ベッドの上に姉が、下にわたしが眠っていた。そのせいでいまではときどき幻姉がある。「げんし」と読みます。たとえば夜眠れなくて仰向けに携帯電話の画面を見つめながら、体勢を変える。すると携帯電話の画面の光は部屋の壁などを明るく照らしてしまう。わたしはとっさに「あ、姉を起こし…
当番ノート 第22期
結論、この世の中を一人で生きていくことは出来ない。 28歳なんだからそんなことくらい解っている。 一人で済ませられるのなら、全て一人で済ませる方がずっと楽だと思っていた。「一人でやってしまおう」というのは、何でも一人で背負い込む頑張り屋さんと見せかけて、恩義、信頼、義務、連帯責任、役割分担、期待、それらから逃げるように導き出した答えだったかもしれない。バスケットボールを受け取ったら誰にもパスせずゴ…
当番ノート 第22期
#2 不滅のイメージ(前) 砂の上の絵が波にさらわれていくように、誰かの死後そのイメージは記憶から少しずつ流れ出ていく。どんな顔だった、どんな手だった?何を着て何を歌い、どんなふうに名前を呼んだ? 時間が流れる限り私たちは死んだ人のことを忘れ、死んだ人もまた私たちのことを忘れる。かぐや姫は月に帰るとき羽衣を着せかけられて地上でのことを忘れる。日本の三途の川も西洋の忘却の河も、その水を飲むと生きてい…
当番ノート 第22期
どうもお疲れ様です! 日下です。 2回目の今日は、今担当しているお仕事を元に、実際にどうやってデジタルで描いているかを、簡単にご紹介できればと思います。 まず今日ご紹介するお仕事はこちら。 兵庫県は丹波にある酒蔵「山名酒造株式会社」から発行されている季刊誌「酒蔵便り」。年四回発行され、僕は今年1年間イラストからデザインまで担当しています。 ちなみに今回ご紹介するのは夏号です。 簡単に説明させていた…
当番ノート 第22期
「サッカー選手になりたい」 「漫画家になりたい」 「新幹線の運転手になりたい」 世界には、様々な夢があります。 夢に向かって突き進んでいる人もいれば、 夢が見つからずに悩んでいる人もいます。 そもそも夢なんて必要ないという人もいます。 確かに夢なんてなくても、楽しく生きている人はいっぱいいます。そんなものにこだわる必要なんてないのかもしれません。 でも僕は、夢にこだわり続けて生きてきました。 とい…
当番ノート 第22期
これから2ヶ月、こちらにコラムを掲載いたします。 といっても、あまりコラムを書かない(苦笑) コラムの書き方が、あまり分からない。 作品づくりは、がんがんやれるのにね(T~T) ですので、 あまりカッコ良く、こちらに書くんでなくて、等身大のコラムを書いていきます(^^) 杉田廣貴といいまして、 プロフィールなどは、 http://kokisugita.com/ でご覧いただければと思います。 私は…