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3F/長期滞在者&more

年末展示、2つ。

長期滞在者

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僕の働く営業写真の世界ではこの年末は大繁忙期です。
11月は七五三の撮影でてんやわんやし、12月はその写真の仕上げに忙殺され、成人式の前撮り写真もじゃんじゃん入ってきます。殺人的な仕事量です。忙殺とはよく言ったもので、忙しさに殺される。本当に毎年死ぬんじゃないかと思いながらこの季節を過ごします。
まぁ、知っての通りの写真馬鹿ですから、写真で死ねるならいいだろう、とか仰るかもしれませんが、嫌です。仕事の写真では死にたくない。

というわけでこの大繁忙期に、さらに死ぬ思いで写真の展示を2つやります。
死ぬなら自分の写真で死ね、ということです。

ひとつは、この記事が出るとき残念ながらすでに終了していますが、

ギャラリー・ライムライト企画展
『モノクロベスト2016セレクション展』(2017.11.12-18)

ギャラリー・ライムライト(大阪)年末恒例企画『モノクロベスト』展。
来場者による好き嫌い投票を行い、ベスト4名とワースト4名を選出、ベストワンに選ばれた人は個展開催権を得、ワーストワンに選ばれた人は自腹個展開催を強要されるというスリリングな企画です(ワーストを獲るのもむずかしいのですよ。「嫌い」票を得るには得るなりのインパクトを与えなくてはいけませんから)。
で、ベスト/ワースト両方の2〜4位、計6名が、『セレクション展』と称してグループ展示をします。僕は去年好き票の2位をいただきましたので、参加の権利を得たわけです。

参加 : いけたにいさむ 田浦ボン ひるたオブジョイトイ カマウチヒデキ 北角順一 ササキ隆志

関西で写真に関わっている人はおそらくみなおわかりであろう、濃い〜人たちが集結しています(笑)。この記事を書いている時点で展示が始まったばかりですが、記事が出る頃には終わってます。反省、先月告知すべきでした。

終わってるからもういいでしょう。出展した写真を冒頭に上げておきました。
え、モノクロベストなのにモノクロじゃない? 
はい、そこは自由、というルールなのです。面白いギャラリーです。

・・・・・・

2つめは、2014年にAcru Galleryで開催した、野坂実生と僕とのコラボ展『Quodlibet』の、第2弾を、今回は東京で開催します。

野坂実生+カマウチヒデキ写真展
『Quodlibet vol.2』
QUIET NOISE arts and break

http://www.quietnoise.jp
2017年12月13日(水)−25日(月)[火曜休廊]
11:00〜20:00

野坂と僕は写真の作風も(言ってしまえば考え方も)ぜんぜん違うのですが、音楽に例えるなら主旋律を野坂に歌わせて、ベース担当の僕が低音部を締める、みたいな感じで前回のAcruでの展示を行いました。
違うと言いつつ、どこか底の方で接点のありそうな、近いような遠いような二人です。そんな二人があえて壁面を引き合うことで見えてくる共鳴や不協和を見せてみよう、というちょっとひねくれた展示です。
タイトルにしたクォドリベットとは音楽用語で二つの歌を同時に歌うこと。具体的にイメージしたのはゴルトベルク変奏曲の第30変奏「Quodlibet」です。
右手が野坂、左手が僕、ですね。
幸い好評を得ましたので、また続きをやろうと言いつつはや3年以上経ち、ようやくの第2弾を開催することになりました。

気ままに飛んでいきがちな(笑)野坂の主旋律を地面に引っぱり下ろすのが僕の役割ですから、重厚な写真で攻めることになると思います。
戸川純の奔放を後ろで引き締める中原信雄、とか(喩えが難しすぎますか)。
デヴィッド・シルヴィアンの後ろでのたうつミック・カーンとか(こっちの方がわかりやすいかな)。
よし、ミック・カーンで行こう。

というわけで、死にそうになりながら働き、死にそうになりながら展示準備をしています。
ぜひ見に来てください。
なんか、告知ばかりになってしまいました。すみません。

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カマウチヒデキ

カマウチヒデキ

写真を撮る人。200字小説を書く人。自転車が好きな人。

Reviewed by
藤田莉江

そもそも世界が四角く区切られているという時点で、それはそもそもフィクションなのに、ということをよく忘れてしまう。

フィクションとノンフィクションの間をたゆたう存在。

真実を写すと書いて写真と呼んだのは過去のことで、今の人々の認識はそんなところではないだろうか。

しかし、その部分とは別に、写真とは、四角く世界が区切られるということによってのみでも、大きくフィクションに寄ってしまうのだと、それをよく忘れてしまうな、と、今回の写真たちをじっくり見ていてふと思ったのだった。

ドラマチックな光景は、もっと、現実には現実的であったりする、それをどうフォーカスするのかによって、ドラマ性は飛躍的に伸び、こうしていつまでも見ていたい光景として四角におさまって、逆に、君はどうみるのか?という問いを含んだ眼差しでこちらを見ているように思うのだ。

*

今回は、素敵な夜の写真、そして前回好評だった二人展の第二回目が場所を移し東京で開催されるという嬉しいお知らせです。

前回ご覧になった方もそうでない方も見逃せませんよ!是非◎

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