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3F/長期滞在者&more

家日記 2019年12月

長期滞在者

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今月の家日記は途中で書けなくなってしまった。
理由は、親しい友人が交通事故で亡くなってしまったから。

その友人がやっていたバンドのライブに、ここ2年、数えきれないくらい足を運んだ。
U2のライブも一緒に行ったし、これから先、もっと色々なことが一緒にできると思っていた。
その未来は永遠に来なくなった。

クリスマスや、大切な人たちの誕生日があった。けれどそれも夢の中の出来事のように通り過ぎていった。
時が止まったみたいだった。

その友人がいない未来をどう生きていくか、少しずつ考えながら日常を歩んでいます。

また笑って会えることを信じて、こつこつと生きていく。

12月1日(日)
昴君のライブを見に下北沢へ。めずらしく昼のライブで、朝に弱い昴君は辛そうだ。純君から数日後にお客さんを呼んで鍋をしますというメッセージを受け取る。すっかり鍋の季節だね。

12月2日(月)
絹江ちゃんの腕時計を送る準備をしていたところ、「サランラップもよかったら送ってほしい!」とリクエストいただく。どうやらフランスのサランラップは日本のそれに比べて質が悪いらしい。サランラップが使いづらいと料理するときいらいらしちゃうよね。

12月3日(火)
純君から「ファミリーセールのはがきが来たから行きたい人いたら!」とお誘いいただく。ありがたや。今井君は昨日まで4日連続でカレーを食べてしまったらしく、今日は中華料理でインド化を防いだらしい。

12月4日(水)
今日は昴君と昴君のバンド仲間たちとU2の来日公演へ!感無量・・・。

12月5日(木)
空気が乾燥しているので居間で除湿機を使う人が減ってきた。私も洗濯物は自分の部屋で干す。これがもう少しすると加湿器が欲しくなるのだ・・・。忙しい。

12月6日(金)
今井君から新刊を買わせてもらった。明日、実家へ帰るのでお土産に。

12月7日(土)
実家へ一泊だけ帰る。実家もこの家と同じ一軒家だし、そこそこ築年数があるのだけれど、廊下の寒さは圧倒的にシェアハウスのほうがひどい。なんとかならないのか・・・。

12月8日(日)
どうやら明け方にれいちゃんの友人が行く宛がないとうちに避難していた様子。うちは時々避難所になるのだ。

12月9日(月)
今井君が「整体に行ってきた・・・!」とおもむろに発表。どうやら、腰痛がひどいのに今まで気づかずにきてしまったらしい。整体師は絹江ちゃんや純君もみてくれた人で、もはやこの家のお抱え整体師と呼んでも良さそう。みんなで運動談義に花が咲く。私も気をつけなくちゃ・・・。

12月10日(火)
今井君、腰が軽いと嬉しそう。私も最近机仕事が続くので、整体に行こうと思いつつ重い腰が上がらない。多分すごく凝ってるんだろうな・・・。

12月11日(水)
純君が友人を招いて鍋パーティー。私と昴君は、たまには外食しようと外へ。そういえば住人で集まって鍋をしたことがここ数年ない気がする。やってもいいなと思いつつ、みんな忙しくてなかなか予定が合わない。

12月12日(木)
今日は今井君の新刊発売日。方向オンチでも〜とタイトルについているけれど、読んでみたところ地図を理解するにあたる考え方や知識が身につくので、方向オンチじゃない人でも楽しめると思う。内容に加えて、挿絵が抜群に可愛い。

12月13日(金)
居間のこたつ布団がクリーニングから帰ってきた。これで寝落ち事象が観測されるようになるな・・・とつぶやく昴君。さて、どうなることやら。れいちゃんが私おすすめのカイロプラクティックに行ってきたとのこと。

12月14日(土)
純君のスマホが壊れてしまったらしい。キーボードを打つべき場面でキーボードが出てこないので、なんと音声ファイルで(!?)メッセージが送られてくる。最先端なのか遅れているのか判断しかねる。

12月23日(月)
今日から今井君は国内、純君は国外へ旅行。二人とも年明けまで戻ってこないので、家はとても静か。純君のことなので今頃は財布を落としたりしていないかとSlackで聞いてみたところ、成田空港で航空券を紛失、トランジットの国では行き先の空港を間違えるなどしっかりトラブルが連発していた。もはや無事で帰ってきてくれれば何でも良いとしか思えない・・・。

12月24日(火)
この家の寒さは歴代住人が「外と同じくらい寒い」と口にするほどなのだけれど、エアコンの効いた居間でこたつに入っているはずの昴君が「寒い」と言い始めたのでこれは風邪なのではないか。

深夜、お風呂から出たられいちゃんの妹に遭遇。びっくりして大声出してしまってごめん!

12月25日(水)
クリスマス。なんだかクリスマスという気分にはなれないのだけれど、せっかくだし美味しいものを食べたいということでセミ高級スーパーのようなところでお惣菜を少し買って帰宅。居間ではすでにれいちゃんが恋人とモスチキンを食べつつ、M-1を見て笑っていた。今年のM-1はかなり面白かったらしい。和やかな雰囲気に癒やされる。

12月26日(木)
住人で評価が分かれる近所のカイロプラクティック。昴君が昨日挑戦してみたところ「施術直後は良かったが、すでに(元の身体に)戻ってきている気がする」とのこと。それはいいのか悪いのか。私も昴君も座りっぱなしになることが多いので、コリや張りは深刻。なんとかしていかねば。ちなみに今日で私は33歳になった。良き年の重ね方に思いを馳せつつ、私も骨盤の歪みをなんとかせねば…と思う。絹江ちゃん、今頃パリで良い整体師に出会えているといいなぁ。

12月27日(金)
れいちゃんと昴君と私の三人で暮らすと恐ろしく静かということがわかった。

12月28日(土)
どうやられいちゃんは帰省した様子。私と昴君のふたりだと家が広く感じる。そしてこの家の寒いこと・・・。部屋と廊下の寒暖差が凄まじい。

12月29日(日)
気持ちが折れないように温かいものを食べようと思い、鍋を作って昴君と食べた。鶏肉は焼酎につけておいて、野菜は白菜と舞茸。〆は卵雑炊。本当はもう疲れちゃったから、ピザでもいいかなと思ったりもしたのだけれど。なるべく温かくて身体に良いものを食べて、少しずつでもいいから良い歩み出し方ができたら。近所の美味しいケーキ屋さんでケーキまで買った。すっかり空気が年末だ。

12月30日(月)
23時から昴君のバンド演奏があるというので、渋谷へ。バーレスクやダンスやバンドが入り乱れるカオスナイトであった。久しぶりに酔っ払ってしまう。

12月31日(火)
パッキング完了。私は今夜からベルリンに向かいます。昴君は年越しお留守番だね。
皆様、よいお年を。

浅井 真理子

浅井 真理子

もの書き。
エッセイを書いています。

Reviewed by
黒井 岬

誰かがこの世からいなくなってしまった時、身体はただの乗り物だと、間違っているかもしれないけれど自分に言い聞かせる。私の知っている形をした、その人の乗り物はもう無いけれど。その人の存在も、それまで交換し合ったさまざまなものも、そのまま、私たちの大切なものとしてちゃんと、ここにある。

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