長期滞在者
1月12日。今年はじめてのギャラリーの営業日は、色々やることが重なって仕事場を出たのが夜の9時半でした。お腹もすいたし、高速に乗る前に軽く腹ごしらえと思って、車庫から出たその時まで、飲食店が午後8時までの時短営業になっているのをすっかり忘れていた。 これほどまでに、綺麗さっぱりお店が休んでしまうとは。午後9時過ぎに何か食べたい、と普通に思う自分がいて、それが無理だとわかる。ただそれだけのことだが、…
Mais ou Menos
まちゃんへ 2021年明けましたね。 相変わらず、2人の心身のことや仕事のこと、不安なことはありつつも、今の2人の生活を継続していきたいと思っています。 今年、というかこれからは、“今のそのままの自分で良い”というまちゃんがずっと言ってきてくれた言葉を胸に生活したい。 あとは、自分が元気になれること、(ゲームしたり、映画見たり)たくさんやって気持ちの落ち込みを減らしたい。 あとは、Mais ou …
長期滞在者
昨年はPTSDの治療、仕事・生活・家庭における絡み合った問題、世界規模での事象、そこまでわくわくとはなれなかったけども波瀾万丈で、するべき葛藤に挑んだのではないかと思います。 文字を打つのが遅くなったり、人に会うのが危うくなったりとPTSDの症状ってこんなにも迷惑、苦痛が起きるのかと2年目にしてまだまだびっくりしてますが、少しずつ慣らしてみます。言うならば、弱音と言われる囁き呟きを吐きながらちょっ…
Do farmers in the dark
もう本当にすみません。まただらだらしてしまい、今回も汚い表現が多い、いつもと同じひどい日記になってしまいました。ではよろしくお願いします! ※汚い表現が含まれており、苦手な人や食事中は読まない方がよさそうです。あと、よっぽど暇じゃないかぎり、もし暇だったとしても読まない方が良さそうです。 第1話 また公園 公園に向かっている。娘が乗っている新品の自転車の補助輪がコンクリートの上をゆっくりとカラカラ…
長期滞在者
理想的な年の終え方。早めに仕事を切り上げること。友人と語り明かすこと。旅に出ること。旅先で心に風を通すこと。旅から帰って家族に会うこと。 どれも叶わなかった。失望しているかというと、そうでもない。この家で笑って過ごすことができた。 ため息を吐くと福が逃げるという。けれど、私はべつに逃げても構わない。福はまたやってくるに違いないし、何なら捕まえてみせる。 強かに生き延びようではないか。 12月1日(…
図書館の中の暴風
「図書館の中の暴風」は、わたし(坂中茱萸)と中田幸乃さんが毎月第二金曜日と第四金曜日に交互に更新する、交換日記のような連載です。 ———- あけましておめでとうございます。年末年始、いかがお過ごしでしたか。わたしは長い休みを取ったのでゆっくりとした年末年始となりました。幸乃さんは慣れない雪国で、年末までお仕事だったようで、ほんとにお疲れさまです。 大晦日に、家族が増えました。いえ、人間の子供ではあ…
深夜図書室
人はどうしたって正確に見積もりをたてることが苦手だ。 ITシステムの開発の見積もりも難しい。 簡単だったら、炎上案件などめったに起きないだろう ふつうの小さな作業だって、その難易度やかかる工数を事前に把握するのは、困難だよね。 年末年始も然り。 この毎年やってくる長めの休みで、やりたい、やろうと思っていることが沢山あっても、実際には見積もり通りに進むことはめったにない。 例えば、こんなことを、僕は…
長期滞在者
このアパートメントでは、自分が声の仕事をしているときの写真を多く使ってきているが、この写真を見たときに2020年のことを思い出すのだろう。口の前にシールドをして司会をするようなことになるとは、1年前には全く考えもしなかった。 2020年12月2日。「日本を代表する、外国籍人材活躍の現場」にスポットライトを当てる、Global one team Award 2020。記念すべき第1回で司会を務めた。…
図書館の中の暴風
茱萸さんこんばんは。 先日、こちらでは初雪が降りました。冬の佐渡に何度か遊びに来てはいたけれど、生活の中に「雪」という天気が巡ってくるのは初めて。朝、目が覚めたとき、窓から入ってくる光がいつもと違うのです。やわらかなまばゆさ。雪景色がうれしくて、写真を撮って母に送ったり、雪を触ってみたり、猫に雪を見せてみたり(無表情)していたら仕事に遅刻しかけました。浮き足立ちますね。 さて。茱萸さんの「おはぎ」…
長期滞在者
今年も残すところ1週間、今回がもちろん今年最後の投稿。 今年最後は、これまで出会った同僚たちについて書いていきたい。 偶然同じ会社に入社した人や、アルバイト現場で出くわした同僚たちの中には、直ぐに意気投合できるような人から心の中が解せない人まで様々な人達が混ざり合っている。 が、趣味や感覚も異なるからこそ、共に過ごす中でとても愛すべき瞬間もやってきた。 こうした偶然出くわした同僚たちについて振り返…
スケッチブック
1) 紅葉、イチョウ、楓。そして名前をしらない、木々の落とし物。かしゃかしゃとブーツをくぐらせて、ふわりと巻き上げる。 秋の出口に、お約束のように思い出すことがある。 10代の昼下がり、盛大な紅葉の中にゴロンと寝転がったら友達が私に落ち葉をかけていった。葉っぱ布団はふんわりと軽くて、いい匂いがした。おそらくその何日か前に雨が降ったのだ。「さあ、願いを全部いうんだ!」と友はおどけた。私はぽつぽつと話…
長期滞在者
仕事が超繁忙期で、何かとストレスも積もるので、無理に一日休んでウサを晴らすことにした。とりあえず自転車で100km走ろうと決めた。100kmという距離に別に意味はなく、ただキリのいい数字ということ。家(尼崎)から片道50kmの地点を探せばいいのである。夏に頻繁に和泉市の光明池まで通っていたときは片道40kmだった。もう少しだけ遠いところ、と目星をつけてGoogle Mapで探す。河内長野市・河内長…