Mais ou Menos
————– まちゃんへ 明けました。今年はどんな年にしたい? ぴは、英語と制作をがんばる年にしたい。 あとは、去年に引き続き、ヴィーガンの食生活をできるときはしたい。 したいことばかり書きましたが、やりたくないことはやらない、いらないものは買わない、など、減らせる部分は減らして、シンプルな生活を心がけていきたい。 年末年始は、昨年に引き続…
当番ノート 第36期
photo by rika minoda 2014/7 in ashinuma mashiko-cho tochigi pref. 北から東京へ向かう新幹線の車内、 通路を挟んで隣の席に、おそらく30代前半の両親と、小さな女の子の3人が座っていた。 お父さんは、とても良い姿勢で、ずっと静かに新聞を読み続けている。 女の子は、なにか動物のぬいぐるみを手にしていて、…
画家と7人の肖像
自分が好きで仕方ないものを、必ずしも人類全員が好きなわけではない。 自分が素晴らしいと信じているものが、必ずしも評価されるわけではない。 そんな当たり前のことに、未だハッとさせられる。 Photo by Kazuki Hiro 嫌いなものが同じ者同士の方が仲良くやっていけるなんて説もあるが、許せないものを共有する一時の結束より、好きな世界観を共有する付き合いが多くなった。今のところ体現しているのは…
それをエンジェルと呼んだ、彼女たち。
たった一度だけ会った人と、フェイスブックでつながれる時代。 だけどほんの2時間ともにした人のことを琥珀みたいに止まった時間のまま覚えている。覚えているだけでたぶん、もう連絡を取ることはないような気がしている。あまりに素敵な時間を過ごしたので、再び偶然が重ならないならこのままにしておきたい。そんな風に思うのも、「古風だね」と言われるようにそのうちなってしまうのだろうか。 その人と出会ったのはスウェー…
当番ノート 第36期
恋人と知り合ったとき、自分はこういう人と出会うために生まれて生きてきたのかもしれない、と思った。 浮世離れした人だ、という印象を最初に持ったのを憶えている。 直接会って言葉を交わした人の中で、浮世離れしているなどと思った相手はあまりいない。 たくさんいたって困る。 知り合ったあと、私たちはときどき何人かの友人たちと共に食卓を囲んだり、映画を観たりした。 コンビニでお酒を買って飲みながら、あても無く…
当番ノート 第36期
タイトルの “fail, fail again, fail better” はサミュエル・ベケットさんという劇作家・小説家の言葉。 最近読んだ本の中で心に残った言葉です。 世の中には、こんな風にしたら成功するよとか、もっと早くできるよという元気いっぱいの本も沢山出回っていますが この本はその方向ではなくて。 生きていると悲しみや失望、挫折が次から次に形を変えてやってくることもある。 いろいろ思うよ…
当番ノート 第36期
家人がタートルネックのセーターを買ってきた。 タートルネック…日本語だと「とっくりのセーター」となる。 …とここまで書いて、疑問が湧いた。 昭和56年生まれの私でも「とっくりのセーター」と言うとき、少し気恥ずかしく、若干の躊躇いを伴う。 疑問とは、英語圏において、タートルネックはその気恥ずかしさを伴わないのか?つまり、タートルネックと言う呼び方は古びてないのか?その場合の「とっくりのセーター」に対…
the power sink
表題:僕の脳のまわりに、何者かの手によってレールが敷かれ、何者かの手によってミニカーがセットされ、何者かの手によって行われるミニカーの攻撃によって、これから0.2秒後に僕の脳は重大なダメージを負うことになるだろう。(普通のミニカーなら、たくましい脳なら大丈夫だろうけど、このミニカーはトゲみたいなのがついていますから)。この場合何者かというのは自分自身の事だ。普通にしているとこのミニカーレールは建造…
当番ノート 第36期
1995年の1月にフリーランスになりました。 それからも仕事は順調でした。 前回のコラムで書いたような長い旅回りの仕事の割合はだんだんと増えてきました。 家庭の事情などで長く家に帰れない仕事を嫌う同業者も多かったからです。 一方ぼくは、そうした地方を転々とするような暮らしが性にあっていたのでした。 また長い期間拘束されるので細々と仕事を取る必要がなくて楽だったというのもあります。 また年齢の近い演…
当番ノート 第36期
以前、ライターとして高校生向け情報誌の仕事をしていた時に、物理の定理や法則の名前を知る機会があった。 高校で物理なんて無縁の科目であったし、物理用語が意味するところは、まったく理解不能だったのだけれど、 なぜか時々、仕事の段取りや人との関わり方のことなどをぼんやりと考えているときに、 法則の名前なんかが不意に頭に浮かんだりすることがある。 そうして勝手な解釈で、その定義をつらつらと紡ぎ始める超文系…
当番ノート 第36期
来年の目標はなに?と友人に唐突に訊かれて、ほとんど頭を抱えたい気持ちになった。これを書いている今はまだ、2017年だ。 一年の抱負を決めてそれを実現することが、恐らく私はめっぽう苦手だ。 2017年の抱負は、英語を上達させることだった。どの程度なら上達したということになるのか曖昧だったせいもあり、これを達成できたかどうか、正直なんとも言えない。 留学して半年が経つけれど、授業は毎日難しくて毎日唸っ…
当番ノート 第36期
You can drop your names, identity, your job… etc., for now and just be. – 自分の名前も、社会的立場も、仕事や役職も手放して、今はただまっさらな自分として。 新しい一年、数字がめくれたからといって急に何かが大きく変化するか。 きっと、そういうことでも無いんでしょうけど まっさらなところから 自然に生まれてくる変化のひとつひとつ…