向後。

第1期(2012年2月-3月)

素直に、さみしい。
こちらに入居させていただき二ヶ月、早いものですね。
週の当番ノートを書き続けられるのか、綴れるかどうか、不安だったのだけれど(笑)

漠然と、表現力を身につけたいと感じた三十代。
巧く話すと云うよりも、あたまの中に在ることを的確に伝えたいという欲求が突如として現れる。
脳みそがイメージすることを、そのまま現せる人を天才と呼ぶのだそうだ。
邪な思いではなく、格好よくでなくて、話すことができる手段があるのにもったいないと思ったんだ。
否、スマートに話せたらすてきだと慾をかいたんだ。
方法が見つからないまま、ひとまず話す機会を増やそうとか、起承転結の順番を変えるとか。
とにかく闇雲に口を開いてみるのだが、なんだか余計なことを喋りすぎたと後悔する始末。

伝えたいことを明確に自身で理解していないとそれはできないことの確認ができました。
自分がどう感じ、なにを思い、何を欲し、ドコに向かうかを。
話すことは大事なこと。
そして、書くことは伝えることの前に自分に向き合うこと。
憶いを整える作業。
いまさらながら、気がついた次第です。

それは、ひとりだったら気がつかずしまい込んでいたことが『当番ノートのおとなりさんたち』がいてくれたことで、
こころ強く、じぶんを振り返ることができた。
いまよりも若い頃の夢や、味が有るものが好きなこと、最近妙にジャニスが恋しかったり。
自己規制の日々ていねいにごきげんさんがどこから湧いてきたのかとか。

この時期も示し合わせたかのようなタイミング。
大きな地震があって身もこころも辟易しいていたとは大げさかもしれないけれど、実際へとへとな時もありつつ。
本当にいろいろなことを考えに考え抜いてそれでもどうすりゃいいのかわからなくなってしまったことを、構築的に組み竪直し。
まあ、考え抜いても始まらん。行動ありき。動かなければ何にも変わらないし。

そして、おもしろおかしな隣人が住まう『アパートメント』をずっと心待ちにしていたことを思い出したの。
ここに居られて、本当によかった。
文字で並べてしまうとずいぶんふわっとしてしまうけれど嬉しかったんだ。

これからも隣の方たちをこっそりひっそり、時にわーっとね。
とうぶん退居の予定はないし(勝手にね、ふふ)。そうだな、家賃を滞納しちゃったらまずいな。
       ☆
拙文ながら、お読みくださってありがとうございます。
また、どこかで。